インド経済は24年度に6.5pc程度で成長すると、NITI AayogメンバーDr.Arvind Virmaniが発言。

2023年5月1日 11:37

インドの新聞「タイムズ・オブ・インディア(Times of India)(電子版)」の姉妹誌経済新聞「エコノミック・タイムズ(The Economic Times/電子版)」は2023年04月28日に、NITI Aayogのメンバーであるアーヴィンド・ヴィルマニ経済博士(Dr.Arvind Virmani)は、原油価格の高騰や地政学的緊張の高まりにもかかわらず、インド経済は今年度、約6.5%の成長を遂げるだろうと述べた。さらにヴィルマニ経済博士は、米国とヨーロッパなどの銀行危機がインドの金融セクターに与える影響はないと見ている。

「昨年起こったすべての変化のため、今年度、私はインドの経済成長予測を0.5%引き下げました。」

「つまり、プラスマイナス0.5％の6.5％です」と、PTIに語った。
最近、世界銀行(World Bank)とアジア開発銀行(Asian Development Bank)は、消費の減速と厳しい外部環境のために、インドの経済成長率が6.3％から6.4％の間で減速すると予測した。

また、IMF(International Monetary Fund/国際通貨基金)は、今年度のインドの経済成長率見通しを従来の6.1％から5.9％に引き下げた。しかし、インドは今後も世界で最も急速に成長している経済であり続けると主張した。

IMFが2023年04月13日に発表した報告は、ドキッといた。

インド準備銀行(Reserve Bank)の柔軟なインフレターゲットに関する質問に対し、ヴィルマニ経済博士は「インフレターゲットを持ちながらGDPも考慮する米国連邦準備制度(US Federal Reserve)のようになるべきでしょう。」と述べた。

政府は中央銀行に対し、CPI(Consumer price indices/消費者物価指数)に基づく小売インフレ率が、左右2％のマージンをもって4％にとどまるよう義務付けている。

中央銀行は、高インフレを抑制するために2022年5月以降、主要な短期貸出金利(レポ/repo)の6回の連続引き上げを実施したが、今月初めに休止することを決定した。

2022年05月以降の累積利上げ幅は250bpです。

インドが、中国を世界経済の中心的存在にし、グローバルな力を持つようになった経済的成功を再現できるかどうか尋ねられたヴィルマニ経済博士は、中国がとってきた不公正な貿易政策をとることが許される国が今あるとは思わないと述べた。

「私の予想では、中国の成長のおよそ1/3は、このような不公正な貿易政策がなければ起こらなかったと思います。」と述べた。

ヴィルマニ経済博士は、インドは非対称な政策をとっておらず、不公正な貿易政策をとらなくとも6.5～7％の成長が可能であると指摘した。

私が一番尊敬する強気の経済学者アーヴィンド・ヴィルマニ経済博士を信じている。

インド経済は、近く9.5pcを予測している。

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