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テスラ、米国で2020年世界販売台数に匹敵する約47万台超リコール。

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日本経済新聞 電子版は2021年12月31日に、AP通信からとしてNHTSA(U.S. Department of Transportation, National Highway Traffic Safety Administration/米国の運輸省高速道路交通安全局)は2021年12月30日に、EV(Electric Vehicle/電気自動車)大手の米国のテスラ(TESLA)が小型車「モデル3」と高級セダン「モデルS」のトランク開閉に関連する不具合に対処するため計47万台超をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

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テスラが一度に実施するリコールとしては過去最大で、2020年の年間世界販売台数に匹敵する規模となると報告した。

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早速、AP通信をはじめ、米国メディアの反応を読んでみた。

https://time-az.com/main/detail/75933

AP通信は2021年12月31日に、バックアップカメラの同軸ケーブルが摩耗し、ダッシュボード・コンソールに画像を送信できなくなる可能性があるため、一部のモデル3をリコールしていると報告した。

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高速道路交通安全局によると、2017年から2020年までのモデル3がすべてリコールの対象となり、35万6309台もの車が影響を受けるという。テスラは、この不具合に起因する事故、負傷者、死亡者の発生を認識していない。

同軸ケーブルは、トランクリッドのハーネスに取り付けられており、トランクの開閉を繰り返すうちに摩耗する可能性がある。過度の摩耗により同軸ケーブルの芯が分離すると、バックカメラの映像がセンターディスプレイに表示されなくなり、ドライバーの視界に影響を与え、衝突の危険性が高まると、NHTSAは発表している。

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テスラは、対象車両のトランクハーネスを点検し、必要に応じてさらなる摩耗からハーネスを保護するためのガイドを装備する予定である。リコール前に同じ問題でトランクハーネスの交換または修理の費用を支払ったオーナーは、テスラから払い戻しを受けられる可能性がある。

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テスラは、問題のあるトランクハーネスを2020年モデルイヤー末に製造中止とした。2021年モデル3の全車両は、異なるデザインのハーネスを採用している。

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2022年02月18日より、オーナーに問題を通知する書面を郵送するという。

ロイターは2021年12月30日に、テスラ社(TSLA.O)は、衝突のリスクを高めるバックカメラとトランクの問題に対処するため、同社の電気自動車「モデル3」と「モデルS」を47万5000台以上リコールすると、米国の交通安全規制機関が2021年12月27日木曜日に発表した。

コールの対象車は、2014年から2021年までの製造で、リコール台数の合計は、テスラが2020年納車した50万台とほぼ同等で、メーカーは、バックカメラの問題に対処するために2017年から2020年のモデル3を35万6309台、フロントフードの問題に起因するモデルSを11万9009台リコールすると、連邦規制当局が発表している。

BBC News電子版はすでに2021年06月23日に、「US safety body to probe Tesla on in-car gameplay(NHTSAは、車載ゲーム機でテスラ社を調査)」と報告していた。

フランスの「France24 」は2021年12月30日に、Tesla recalls nearly 500,000 cars over problem increasing crash risk(テスラ、衝突リスクを高める問題で約50万台のリコールを実施)を公開した。

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