シンガポールのDBS銀行、銀行業の他に、暗号資産で稼いでいた。

これは経営に苦しんでいる中小銀行の生き残る大作戦かもしれない。

CoinDesk JAPANは2024年 5月 31日に、ナンセン(Nansen)によると、シンガポールのDBS銀行が所有しているとされるブロックチェーン・アドレスは、記事執筆時点で17万3753ETH()を保有していた。
このアドレスはすでに2億ドルをイーサリアムの保有から得ている。
オンチェーン分析会社のナンセン(Nansen)によると、シンガポール最大の銀行であるDBSはETH(Ethereum/イーサリアム)のクジラだ。

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DBS銀行が所有していると思われるブロックチェーンアドレスは17万3753ETH(Ethereum/イーサリアム)を保有しており、記事執筆時点ではUS$6億4700万の価値(約1003億円、1ドル=155円換算)があった。現時点では、ETHはUS$3730で取引されている。

ナンセンによると、このアドレスはイーサリアムの保有からUS$2億(約310億円)以上を稼いだという。CoinDeskは保有資産についてDBSにコメントを求めようとしている。

ETHは、スマートコントラクトや分散型アプリケーションを作成するための世界有数の分散コンピューティングプラットフォームであるETH(Ethereum/イーサリアム)のネイティブトークンである。また、ETHは、長年にわたり、投資銀行が資本市場をトークン化するために使用する技術になっている。

同行は暗号資産(仮想通貨)に新規参入したわけではなく、これまでにも暗号資産のカストディ、セキュリティトークンの取引所、伝統的資産と暗号資産の両方のポートフォリオ管理アプリなど、さまざまなサービスを提供している。

同行の最近の報告書では、個人投資家、高頻度トレーダー、ヘッジファンドから暗号資産市場への関心が高まっていることが強調されている。

DBSのETH保有に関するナンセンの暴露は、暗号資産市場がアメリカでのETH現物ETF(上場投資信託)のデビューを辛抱強く待っているときに行われた。

2020年以降、いくつかの上場企業は資金を分散させるために暗号資産、主にビットコインに目を向けてきた。ビットコイン現物ETFは1月にアメリカで取引を開始した。

最近は、多くの企業でも暗号資産(仮想通貨)市場に参入し、潤沢な資金を持てるようになった。

ただし、これまで銀行マンであった人には無為だから、ハッカーと組むというリスクもある。

しかし、三菱UFJや三井住友、りそななどでも、暗号資産(仮想通貨)戦略部隊を動かす時代が現実になってきた。

2024年05月30日---ニューヨーク証券取引所、ビットコインオプション上場を計画
2024年05月30日---伝統的金融大手の暗号資産参入や大手マスコミの暗号資産報道が進む。
2024年05月30日---各社が提出していたイーサリアム現物ETFの主要文書が突然承認された。
2024年05月30日---ビットコインは公共財、アークはETFから利益を得ない。
2024年05月29日---ビットコインとイーサリアムのETF、70兆円市場に成長:バーンスタイン
2024年05月22日---ビットコイン・ピザ・デーと仮想通貨コマースの台頭。
2024年04月30日---金融大手が手がける暗号資産:金融の未来がやってきた。

｜翻訳:CoinDesk JAPAN
｜編集:井上俊彦
｜画像:Shutterstock
https://www.coindeskjapan.com/234484/
｜原文:Singapore’s Largest Bank DBS Is an Ether Whale With Nearly $650M in ETH: Nansen
https://www.coindesk.com/markets/2024/05/30/singapores-largest-bank-dbs-is-an-ether-whale-with-nearly-650m-in-eth-nansen/
https://etherscan.io/address/0x9e927c02c9eadae63f5efb0dd818943c7262fb8e
https://www.coindesk.com/business/2023/10/04/crypto-long-short-a-giant-awakens/
https://www.dbs.com/in/sme/aics/templatedata/article/generic/data/en/GR/052024/240514_insights_digital_assets.xml