カマラ・ハリスの食品価格引き下げ計画。共和党と経済学者は「経済的な狂気」と批判。

米国の噂のチャンネル新聞「ニューヨークポスト(New York Post)」は2024年08日15日に、カマラ・ハリス副大統領(Vice President Kamala Harris)が連邦政府に食品や食料品の価格を統制する広範な権限を与える計画は、木曜日に共和党員や経済学者から厳しく批判され、それは「ステロイドを投与された大きな政府(big government on steroids)」であり「経済的狂気(economic lunacy)」であると主張した。

59歳の民主党大統領候補の経済政策は、大統領就任後100日以内に「食品や食料品のつり上げを禁止する史上初の連邦法」を施行し、「米国人の食料品価格を下げ、インフレを抑制する」ことを求めていると、金曜日の公式発表に先立ち計画の詳細を発表したと、ハリス陣営は述べている。

来年、上院の共和党トップとしてミッチ・マコーネル上院少数党院内総務(Senate Minority Leader Mitch McConnell/ケンタッキー州共和党/R-Ky.）の後を継ぐことを望んでいるリック・スコット上院議員(Sen. Rick Scott/フロリダ州共和党/R-Fla.）は、この計画がインフレ対策を目指すのであれば、完全に的外れであると主張した。

「明日、ハリス副大統領は、ビジネスを作ったことも、損益計算も理解したこともなく、給与計算もしたことがなく、消費者市場で競争したこともない人物だが、連邦価格統制を提案するだろう。これはすべてのアメリカ人を恐怖に陥れるはずだ」と彼はXに書いた。

Tomorrow, VP Harris, a person who has never built a business, doesn’t understand profit and loss, has never met payrolls, and who has never competed in a consumer market, is going to propose federal price controls. That should terrify every American. She claims that Congress…

— Rick Scott (@SenRickScott) August 15, 2024

スコット氏は、価格つり上げは「すでに広く違法であり、高価格の原因ではない」と指摘した。

副大統領で民主党の大統領候補であるカマラ・ハリスは、2024年08月15日、米国メリーランド州プリンスジョージズ郡(Prince George's County, Maryland, U.S.)で演説している。

https://nypost.com/2024/08/15/us-news/republicans-economist-slam-harris-plan-to-lower-food-prices-economic-lunacy/
https://nypost.com/2024/08/15/us-news/trump-blasts-kamala-harris-high-grocery-prices-and-maduro-plan-while-standing-in-front-of-cheerios-meat/