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カレン・マクヴェイグは、将来の深海採掘場で、科学者が5,000種以上の新種を確認。

地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「世界終末時計」を発表している米国科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ(Bulletin of the Atomic Scientists)」は2023年06月01日に、この記事は、元々イギリスの新聞「ガーディアン(The Guardian)」によって発表されたものです。クライメートデスクのコラボレーションの一環として、ここに掲載された。

深海鉱山の将来のホットスポットとされている太平洋の手つかずの地域で、海底に生息する5,000以上の新種を科学者が発見したことが、この地域で行われた環境調査のレビューで明らかになつたと報告した。

太平洋のハワイとメキシコの間の170万平方マイルに及ぶ海底のミネラル豊富な地域であるCCZ(Clarion-Clipperton Zone/クラリオン-クリッパートン地帯)のこれまで知られていなかった生物多様性が包括的に記録されたのは初めてのことである。

手つかずの自然が残るこの海域での深海採掘の契約が間近に迫っていることから、この調査は種の絶滅の危険性を評価する上で極めて重要である。

また、この海域で確認された動物のほとんどは、この海域にしかいないもので、肉食の海綿やナマコなど6種類しか確認されていない。

CCZでは、745,000平方kmに及ぶ深海鉱山の採掘を請け負う17の企業が、採掘の契約を結んでいる。イギリス、米国、中国を含む国々の支援を受けたこれらの企業は、コバルト、マンガン、ニッケルなどの鉱物を採掘し、代替エネルギー分野への販売を目指している。

ジャマイカに本部を置き、深海の採掘を規制する国連の準機関である国際海底機構(International Seabed Authority)は、7月にこれらの企業からの採掘申請の受付を開始する予定ある。

この脆弱な生態系と新たに発見された住民を採掘することによる影響をよりよく理解するため、国際的な科学者チームは、この地域を探検した際の記録をすべてまとめ、初の「CCZチェックリスト(CCZ checklist」を作成した。このチェックリストには5,578種が含まれ、そのうちの88%から92%が未発見であると推定されている。

深海には何がいるのか、さっぱりわからない。
本は読んだが、確認の仕方が、専門的すぎる・

2023年05月25日---深海採掘の指針となる主要な海洋データベースには欠陥があると科学者は警告
2023年03月07日---地球をぐるりの海の通信基盤、経済安全保障を軸に日本が主導
2022年12月06日---ニッポンの資源、再発見 海底・都市鉱山…資源高で脚光
2014年02月21日---ガザの沖で見つかった、詩と愛のギリシア神アポロのブロンズ。

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