インド、イギリス特恵関税制度の準拠呼びかけ

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年03月20日に、インドDGFT(Directrate General of Foreign Trade/ 商工省商務局・外国貿易部)は2024年03月18日、イギリス向け輸出で特恵関税(Preferential tariff)を受けるためには、同国が新たに導入した特恵貿易制度「DCTS(Developing Countries Trading System/開発途上国貿易制度)」の規則に従うよう、インド国内の輸出業者らに呼びかけたとPTI通信(PTI communication)が伝えた。

輸出業者は、原産地証明を自己申告する必要があり、DCTS規則に定められた方式に従うよう注意喚起した。

イギリスはEU(European Union/欧州連合)を離脱(Brexit)したことから、Generalized System of Preferentialtariffs/一般特恵関税制度)に代わる独自の制度を設計し、2023年6月に発効した。
新制度への移行期間は2013年12月末で終了したため、2024年1月からはDCTSに準拠する必要がある。

DCTS制度の下でインドは「標準特恵関税」対象国となり、イギリスの輸入総額に占める輸出額の割合が一定値を超えた品目は、開発途上国貿易制度の対象から除外される。インドの場合、繊維製品など一部の輸出に影響が出ると予想されている。

インドとイギリスは2021年から自由貿易協定(FTA)交渉を開始した。これまでに14回の会合を開催しており、両国は可能な限り早急に交渉を妥結させたい考えである。

インドとイギリスと言えば、元親子の関係で、離脱(Brexit)以前なら、何も問題ならなかった。

https://europe.nna.jp/news/show/2638107
https://economictimes.indiatimes.com/news/economy/foreign-trade/exporters-need-to-follow-new-uk-rules-to-avail-duty-benefits-dgft/articleshow/108595338.cms
https://economictimes.indiatimes.com/topic/indian-exporters
https://economictimes.indiatimes.com/topic/concessions
https://economictimes.indiatimes.com/topic/developing-countries-trading-scheme
https://economictimes.indiatimes.com/topic/tariff-concessions
https://www.business-standard.com/industry/news/exporters-need-to-follow-new-british-rules-to-avail-duty-benefits-dgft-124031801032_1.html
https://www.cmie.com/kommon/bin/sr.php?kall=warticle&dt=20240319160056&msec=370
https://www.dgft.gov.in/CP/?opt=trade-notice
https://www.indiantradeportal.in
https://indiaseatradenews.com/dgft-simplifies-composition-fee-for-export-obligation-extension/