見出し画像

フランス議会、極右ルペンの支持で厳格化された移民法を可決。

Frnce24は、2023年12月19日に、フランス議会は2023年12月19日火曜日に、エマニュエル・マクロン大統領(President Emmanuel Macron)が強化された法案への極右支持を巡り党内で大規模な反乱に直面した後、エマニュエル・マクロン大統領は、政府の支持を得て移民法案(immigration bill)を可決したと報告した。

下院は大多数でこの法案に賛成票を投じ、最終的に与党は法案を可決するためにマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)の極右政党RN(National Rally/国民集会)の支援を必要としなかった。

さまざまな修正案により、移民対策は当初の法案提出時よりもさらに強化されており、左派は政府が極右からの圧力に屈したと非難している。

ルペンは強化法案を支持したが、マクロン率いるルネサンス党(Renaissance Party)の主要な左派議員やその同盟派はもはや支持できないことを示し、複数の閣僚が辞任をちらつかせていると伝えられている。

「我々はイデオロギーの進歩、国民集会のイデオロギーの勝利を喜ぶことができる。なぜなら、これが国の優先事項として法律に明記されたからである。」と、3度の大統領候補で議会でRN議員を率い、広く支持されているルペンは語った。

ついにルペンの時代が来るかもしれない。

2027年の大統領選に再び立候補すると予想されている。

RNは以前、この法案に反対するか棄権するつもりだと述べていた。 フランスのメディアは、彼女の驚きの行動をマクロン氏の党にとって「死のキス(kiss of death)」と呼んだ。

同法案は先週、国会で審議すらされずに否決され、マクロンにとっては大きな打撃となった。

上院も先にこの法案を可決しており、その後、賛成349、反対186で下院を通過した。

この法律の重要な要素は、外国人に対する社会保障給付の条件が、フランスに5年間滞在すること、または仕事を持っている人の場合は30か月になることである。

移民の割り当てについても合意できるようになり、二重国籍の受刑者に対するフランス国籍剥奪の措置も講じられた。

著名な左派ルネサンス党のサシャ・ウーリー議員(Renaissance MP Sacha Houlie)は、この法案に反対票を投じるつもりだと述べ、他の議員にも反対票を投じるよう呼びかけており、一部の情報筋によると、親マクロン派議員約30人が反対票を投じるとのことだ。

状況の深刻さの表れとして、マクロンは投票に先立ってエリゼ宮で与党の会合を招集したと党関係者がAFPに語った。

会議の参加者によると、マクロンは、ルペンのRNからの投票のみで可決された場合、法案を公布するのではなく新たな読会に提出するつもりだと述べた。

オーレリアン・ルソー保健大臣(Health Minister Aurelien Rousseau)、シルヴィー・ルタイロー高等教育大臣(Higher Education Minister Sylvie Retailleau)、パトリス・ヴェルグリエテ住宅大臣(Housing Minister Patrice Vergriete)はエリザベス・ボルヌ首相(Prime Minister Elisabeth Borne)と面会し、辞任の可能性があると警告したと関係者がAFPに語った。

エリザベス・ボルヌ首相は投票後、ソーシャルメディアXで「多数派が団結した。極右の計画は失敗した」と述べた。

第2次世界大戦で、レジスタンスで生まれた日刊紙フィガロ(daily Le Figaro)の報道を確認した閣僚関係者によると、ルソー首相は火曜夜、エリザベス・ボルヌ首相に辞表を届けたが、エリザベス・ボルヌ首相はそれを受け入れるかどうかは明らかにしなかった。

この法案の主導者である野心的な41歳のジェラルド・ダルマナン内務大臣(Interior Minister Gerald Darmanin)は日曜日、ルペンにはこの法案が可決されなければ2027年の大統領選挙で勝利する危険があると警告した。

左派と極左派は法案可決の見通しに恐怖の反応を示し、国民議会の社会党議員団長ボリス・ヴァロー(head of Socialist lawmakers in the National Assembly, Boris Vallaud)はこれを「政府にとって大きな不名誉な瞬間(great moment of dishonour for the government)」と呼んだ。

同法案の可決はマクロンにとって極めて重要だった。

マクロン氏は連続2期任期後の2027年に再選できず、任期が3年以上残っておりレームダック(lame duck)と見なされるリスクがある。

2022年の同氏の再選に伴う議会選挙以来、政府は議会で過半数を獲得していない。

ルモンド(Le Monde daily0紙は社説で、「移民法案をめぐる政治危機は、エマニュエル・マクロンの使命のあらゆる脆弱性が結集する正念場だ」と述べた。

数十のNGOが、ここ数十年で「最も逆進的な」可能性がある移民法だと非難した。

フランス人権連盟など約50団体は共同声明で、これは「フランスに長く滞在している人を含む外国人の権利と生活条件にとって、過去40年間で最も逆進的な法案」だと述べた。

フランス共産党指導者のファビアン・ルーセル(French Communist Party leader Fabien Roussel)は、「この文章は反移民に対するRNのパンフレットから直接インスピレーションを得ており、我々は共和国の歴史とその基本的価値観の変化に直面している」と述べた。

私は、ルペンを追いかけてきたが、何でもありのルペンの時代が来るかもしれない。

2022年06月20日---フランスの選挙で激震。ル-ペンの党がフランス議会で歴史的な躍進。
2022年06月19日---2022年フランス下院選挙。立法委員選挙の投票所オープン。
2022年06月12日---フランス国民議会選挙、左派連合が肉薄し、与党連合の過半数割れの恐れ!
2022年04月25日---マクロンがルペンを破り、分裂したフランスの統一を誓う。
2022年04月10日---2017年も続いて、仏大統領選は再びマクロンとルペンの対決。
2022年03月17日---フランスのマクロン大統領、経済改革推進や投資拡大など、公約発表。
2022年02月10日---今回のエネルギー問題で、フランス、原子炉6基以上新設を計画。
2021年12月27日---フランス、パリ地域の100人に1人以上が陽性と判定。
2021年11月08日---フランス共和党、大統領選候補者5人がテレビ討論。
2021年11月01日---フランス、イギリスが漁業権付与を拒否に伴う制裁措置の導入を延期。
2021年09月19日---パリのノートルダム大聖堂、ついに修復開始。
2021年09月12日---パリのイダルゴ市長、大統領選への出馬表明。
2021年06月20日---フランス地方選でも、与党が惨敗!
2020年06月28日---マクロン大統領が率いるフランス与党、統一地方選で惨敗。
2017年06月21日---フランスで、国防相に続き、法務相も辞任。
2017年06月19日---マクロン新党の圧勝予想からか、フランス下院選、投票率最低!
2017年06月11日---マクロン新党、もう止まらない議席7割の勢い!
2017年05月07日---フランス大統領選、マクロン圧勝。66%対34%!
2017年05月07日---サイバー攻撃と抗議で、マクロン陣営の情報流出!
2017年05月05日---サイバー攻撃と抗議で、マクロン陣営の情報流出!
2017年05月04日---なんでもありのルペン、当選のために公約修正!ユーロ圏離脱撤回。
2017年05月03日---なんでもありのルペン、当選のために公約修正!ユーロ圏離脱撤回。
2017年04月24日---フランスの大統領選は、予想どうり、マクロンとルペンの決選投票!
2017年04月24日---バカなマロンは、もう勝利宣言?!
2017年04月23日---フランス大統領選は今日、4候補激戦の第1回投票が行われる。
2017年03月24日---フランス極右のルペンと、ロシアのプーチン大統領と会見。
2017年03月18日---フランス大統領選に、11人届け出。2017年04月23日に第1回投票。
2017年03月15日---オランダ総選挙、極右抑え、中道右派の与党が第1党維持!
2017年03月13日---オランダ下院選で、極右が旧植民地移民の排斥を主張。
2017年03月09日---ここにも、フランスの極右マリーヌ・ルペンに興味を持っている人がいた。
2017年02月26日---フランスの極右ルペン党首の「親友」を選挙違反で起訴!
2017年02月05日---フランスの極右ルペン、「フランス第一」を旗印に 大統領選へ決起集会。
2017年01月30日---ドイツが警戒する、極右の「帝国市民」運動。
2016年12月25日---悪名高く!冗談のようなオランダ極右が第1党か?!
2016年11月10日---トランプ旋風の衝撃が、仏大統領選まで続くか!?
2016年11月02日---元セックス・スキャンダル党党首橋下徹に、小池塾で「ぜひ講師を」?
2016年10月28日---小池政治塾は、4500人超!
2016年10月14日---小池百合子都知事の決断、中央卸売市場長を更迭。
2016年09月03日---世界で今、もっとも危険な男!?が、迎賓館で、小池知事とアラビア語で会談!
2016年07月31日---大差で、初の女性東京都知事誕生!
2016年05月23日---ヨーロッパは、最も多くの極右国を計画した。
2015年06月04日---反イスラム教政治家。予言者ムハマドの漫画をテレビで放映?
2015年05月06日---フランスのルペン親子の仲は、着実に悪化!
2015年05月03日---テキサスの風刺画コンテスト会場前で銃乱射。
2015年04月09日---フランスのルペンのファミリー確執が、『死んだ』主張によって深くした。
2015年01月16日---フランスで多く自慢された世俗主義(secularism)は、ニュートラルではない!
2015年01月11日---世界中からリーダー約40人がパリに集まり行進が始まった!
2015年01月11日---Twitterの#タグ「#JeSuisCharlie」、投稿回数が世界最大になった。
2015年01月11日---Charlie Hebdoの風刺画を掲載したドイツの新聞社に放火攻撃!
2015年01月10日---コアチ兄弟の隠れ家の流し台に隠れて情報を配信したグラフィック・デザイナー。
2015年01月09日---殺されたと言われた女性のパリ人質犯は、脱出したかもしれない。
2015年01月09日---フランスの2カ所で起こった人質事件。
2015年01月08日---ヨーロッパの移民排斥党は、パリのテロ攻撃でチャンスを得た!
2015年01月08日---フランスの攻撃は、さらに拡大。
2015年01月08日---パリのCharlie Hebdo攻撃で、世界中の報道機関が結束した。
2015年01月08日---Charlie Hebdo攻撃の被害者全員のプロフィール。
2015年01月07日---フランスの雑誌「Charlie Hebdo」への銃撃で12人死亡。
2015年01月07日---パリの攻撃で、フランスで最も有名な漫画家と編集長が殺された!
2015年01月07日---インディペンデントの編集長は、ムハマド漫画の出版は危険すぎたと言った。
2015年01月05日---当局がジプシーの女児の埋葬「拒否」で人種差別論争。
2015年01月02日---フランスの極右政党副党首に、下剤!
2014年10月17日---パリの「大人のおもちゃ」彫刻は嵐になった。
2014年09月04日---元「ファーストレディー」、仏大統領暴露回顧録を出版。
2014年01月17日---セックスとフランス人。
2013年10月17日---ジプシーの15歳の少女、学校行事中に拘束、コソボに強制送還。
2013年08月06日---ハンガリーの一群は、ジプシー殺害で投獄された。
2013年07月02日---フランスの極右政治家マリン・ルペンは、MEPとしての免疫を失った。
2013年06月01日---フランスの極右リーダーは、免疫を失い、容疑を科された。
2013年05月21日---ノートルダム850周年に、大聖堂内で自殺!?
2012年10月26日---オランダ、犯罪と戦うためのサイバー武器所有を要求?!
2012年08月01日---マドンナのワルシャワ・ショーをポーランド人グループが攻撃!
2012年07月14日---フランスの国民戦線、Le Penの卍でマドンナを起訴!
2012年04月22日---フランスの大統領選、極右は急上昇!
2012年04月21日---オランダ予算削減会談、崩壊。
2012年03月31日---反イスラム教同盟創設で、ヨーロッパ中の極右団体がデンマークに集結。
2012年03月26日---サルコジ大統領、攻撃的な説教者の入国を禁止。
2012年03月07日---フランスにはあまりにも多くの外国人がい過ぎる!?
2012年02月15日---オランダ極右議員ワイルダー、Webサイト批評家へ「余計な口を出すな!」
2012年01月30日---サルコジは「ロビン・フッド税(Robin Hood tax)」を発表。
2012年01月01日---どうなる2012年のヨーロッパ!右を見ても、左を見ても真っ暗闇!
2011年12月29日---ボクサーのパンツに「政党マーク」を仕込んだ選挙結果、廃棄!
2011年11月17日---フランスで原子力の将来をめぐって、政党が激突!
2011年11月17日---パンツに「政党マーク」を仕込んで試合に臨んだボクサー。
2011年10月09日---フランスの社会主義者は、2012年の大統領候補を選ぶ!
2011年09月16日---パリは、イスラム教徒が路上で祈ることを禁止した。
2011年04月13日---オランダの政治家へルート・ワイルダーの裁判再開!
2011年03月03日---オランダの選挙出口調査は、与党連合が過半数に達しない!?
2010年09月12日---フランスの映画監督クロード・シャブロルが死去した。
2010年06月09日---オランダの極右政党が9議席から22議席へと大躍進!
2010年04月22日---オランダ法廷は、漫画(cartoon)を通したアラブ・グループを免罪。
2008年12月20日---欧州議会、反イスラム映画「Fitna」に「No!」
2008年12月12日---オランダ政府、Webで公開したイスラム教映画への対応
2008年11月21日---オランダ、初の右翼公共放送局の設立計画!?
2008年11月16日---オランダのラジオ局RNW、モロッコでアラビアのラジオ番組開始!
2008年04月21日---パキスタン政治家、反コーラン映画ドキュメンタリー製作計画。
2008年04月08日---インドネシア、反コーラン・アクセスを妨害。
2008年04月01日---タリバーンのオランダ軍に対する2回の攻撃は、反イスラム教映画への報復。
2008年03月29日---「LiveLeak」から、Geert Wildersの反コーラン映画「Fitna」は取り外された。
2008年03月27日---オランダ政府は、反イスラム教映画を拒絶した。
2008年03月24日---極右政党が、Geert Wilders制作の反コーラン映画放送を申出。
2008年03月08日---コーランの映画、TV放送局を説得する努力をあきらめた。
2008年03月05日---反コーラン映画「Fitna」で、不法なものは何もないと言った。
2008年03月05日---EC(欧州委員会)が反コーラン映画を公開しようとしていることに警告。
2008年02月28日---オランダの大臣2人、反コーラン映画公開を思いとどまらせる会議を開催。
2008年02月28日---エジプトの子供映画祭、オランダとデンマークの映画をボイコット。
2008年02月24日---パキスタン、反イスラム教映画がある「YouTube」のアクセス禁止。
2008年02月18日---イラン大統領に、デンマークとオランダの修復を提言!
2008年01月20日---脅されたオランダ政府は、暴力的な抗議運動に備えている。
2007年11月28日---オランダの右翼団体、イスラムに批判的な映画を作ると言った。
2007年04月26日---欧米メディアの反イスラム教意識の改革!
2007年03月02日---アフガニスタンで、デンマークの漫画に抗議デモ!
2006年10月26日---オランダ軍と共にオランダ人の売春婦を海外に送れ!
2006年02月22日---同性愛主義者であった15、16世紀のイスラム教のリーダーの映画。
2006年02月08日---イスラム教に不快たAP通信の画像は完全な誤解。2017年04月24日---フランスの大統領選は、予想どうり、マクロンとルペンの決選投票!
2006年02月08日---イスラム教に不快たAP通信の画像は完全な誤解。

https://www.france24.com/en/live-news/20231219-french-parliament-adopts-controversial-immigration-law
https://www.france24.com/en/tv-shows/the-debate/20231220-le-pen-s-breakout-moment-macron-s-government-split-by-far-right-backing-of-immigration-bill

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?