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ドイツで、バイオ燃料は6.8%に過ぎない。



ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)でSenior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告として、マティアス・ブラント(Mathias Brandt)の報告と共に2022年11月03日に、ドイツの運輸セクターにおいて、バイオ燃料が果たす役割は比較的小さい。

輸送における消費量と全燃料消費量に占める割合は、2000年代初頭に大きく増加したものの、その後はほぼ停滞している。

このことは、連邦経済・気候保護省のデータからもうかがい知ることができる。
このため、ドイツは2009年のEU再生可能エネルギー指令の目標値(das Ziel der EU-Erneuerbare-Energien-Richtlinie von 2009)を達成できていない。

この指令によると、運輸部門における再生可能エネルギーの割合は、すべての加盟国で2020年に10%まで増加させる必要がある。EU燃料品質指令の改正は、この分野での温室効果ガス排出量削減も想定している。

どちらの目標も、基本的にはバイオ燃料で達成することになっている。
バイオ燃料とは、例えばバイオマスから生産される液体燃料(エタノール(Ethanol)やバイオディーゼル(Biodiesel)など)や気体燃料(gasförmige/バイオガス/Biogas)のことである。

自動車の内燃機関の運転を目的としたもので、菜種は、バイオディーゼルなどの製造に使われる植物の一つである。

世界では、2020年に約4100万トンのこの燃料が生産された。最も重要な生産国は、このStatistaのインフォグラフィックに示されている。
バイオ燃料の環境適合性を確保するため、ドイツ政府は「バイオ燃料持続可能性条例」を発令している。

これによると、バイオ燃料は、生産とサプライチェーン全体を考慮し、化石燃料に比べて温室効果ガスを50%以上削減した場合にのみ、将来的に持続可能な生産とみなされる。

ドイツは豚や羊、牛などが多く飼育され、芋の蔓などを多く廃棄されているので、バイオ燃料は多く生産できるが、若者は、俗に言う汚い仕事を拒否しているのだろう。

昔から、多くの季節労働者がドイツに来ているが、その人たちがほとんどの汚い仕事を請け負ってきた。

しかし、長い間に多くの季節労働者がドイツ人化してしまったのかもしれない。

どうも現在のドイツのエネルギー不足は、そこらに原因がありそうだ。

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