ドイツ、アルジェリアと初の導管経由でガス輸入契約。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年02月12日に、ドイツのエネルギー大手EnBWの天然ガス輸入販売子会社VNG(VerbundNets Gas/フェアブントネッツ・ガス)は2024年02月09日に、アルジェリアの国営石油・ガス会社ソナトラック(Sonatrach)からパイプライン経由で天然ガスの供給を受ける中期契約を結んだと発表した。

ドイツがアルジェリアからパイプラインで天然ガスを輸入するのは、これが初めてで、将来的には同国から水素も輸入する方針だという。

間に、トルコが絡んでいるようだ。

取引額や契約期間は、明らかにされていない。
VNGの最高経営責任者(CEO)ヴォルフ・ハイトミュラー(Wolf Heitmüller)は、「今回の契約はドイツとアルジェリアのエネルギー・パートナーシップを強化するもの」と説明した。「長期的には、ソナトラックとの水素パートナーシップを確立し、アルジェリア産のグリーン水素を輸入することを目指す」としている。

ソナトラックのCEOラシド・ハチチ(Rachid Hachichi)は、「VNGとの画期的な契約を通じて、ヨーロッパとのエネルギー・パートナーシップを強化できることを喜ばしく思う。」と述べた。

VNGはロシア産ガスの輸入で国内最大手だったが、現在はロシア産に替わるガスの調達に取り組んでいる。また、ドイツ政府は2030年には水素の国内需要の半分弱に当たる年間45～90テラワット時を輸入する必要があると見込んでいる。

ただし、水素は、酸素と結合して、水になる。それをどのように水素のまま輸送するかが、最大のテーマである。

2024年02月08日---水素トラック輸送は、パイプラインや液体水素によって救われない。

https://europe.nna.jp/news/show/2623691
https://www.reuters.com/business/energy/algerias-sonatrach-supply-germany-with-pipeline-gas-first-time-2024-02-08/
https://www.reuters.com/company/sonatrach-spa/
https://www.worldpipelines.com/business-news/09022024/sonatrach-to-supply-germany-with-pipeline-gas-for-the-first-time/
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-02-07/vng-inks-germany-s-first-deal-with-algeria-for-pipeline-gas
https://www.spglobal.com/commodityinsights/en/market-insights/latest-news/natural-gas/020924-germanys-vng-to-begin-algerian-gas-imports-under-mid-term-deal-with-sonatrach
https://www.xm.com/research/markets/commodities/reuters/algerias-sonatrach-to-supply-germany-with-pipeline-gas-for-first-time-53761156
https://www.naturalgasworld.com/sonatrach-to-supply-gas-to-germanys-vng-109633
https://www.aa.com.tr/en/energy/lng-lpg/turkiye-algeria-expands-partnership-in-energy/39168
https://www.europarl.europa.eu/cmsdata/184334/20090406ATT53473EN.pdf
https://chemicalparks.eu/europe/pipeline-networks
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