ローマ法王フランシスコ、移民推進の訴えを受け、マルセイユに大勢の観衆が集まる見通し
France24は2023年09月22日に、キャロリン・ランボリー(Carolyn Lamboley)のビデオと共に2023年09月23日土曜日、フランスの地中海の都市マルセイユ(French Mediterranean city of Marseille)では、数万人の人々が法王フランシスコが街頭を練り歩き、ミサを祝うのを見守ることが見込まれている。
そこで法王は、移民受け入れを巡るヨーロッパでの激化する議論に割って入った。
教皇フランシスコ(Pope Francis)は、2023年09月にフランスのマルセイユで開催された地中海会合「MED2023」の一環として訪問中、海で遭難した船員と移民に捧げられた石碑の近くで信者から贈り物を受け取った。
フランス第2の都市にあるベロドローム競技場(Velodrome stadium)は約6万人で満員となり、ミサに先立って彼の「教皇モービル(popemobile)」ツアーのためにプラド通り(Avenue du Prado)には最大10万人が並ぶ可能性がある。
マルセイユの不法移民団体を率いるベナン人フランキー・ドミンゴ(Francky Domingo, a Beninese man who heads a group of undocumented migrants in Marseille)は、法王の訪問が「私たちに少しの希望を与え(give us back a little hope)」、「政治的緊張を和らげる(calm the political tensions)」ことを期待していると語った。
地中海の港は「国際的、多文化的、多宗教的」ハブだが、「大きな困難、毎日人の命を奪う麻薬密売、住宅問題に直面している」とドミンゴは付け加えた。
マルセイユでは今年銃乱射事件で約40人が死亡しており、エマニュエル・マクロン大統領(President Emmanuel Macron)は負のスパイラルを止めるために都市インフラの改修に€数十億を約束した。
しかし、誰もが教皇の訪問を歓迎しているわけではない。
一部の左派政治家は、土曜日のミサに出席するというマクロンの決定を国家の世俗主義への侵害として批判している。
他の右派は内政への「干渉」を理由にフランシスコを攻撃している。
教皇は2023年09月22日金曜日に到着した際、ヨーロッパが「無関心の狂信」や「恐怖の麻痺」に屈するのではなく移民を受け入れるよう熱烈に訴えた。
先週、イタリアのランペドゥーザ島(Italian island of Lampedusa)に大量の移民が到着したことで移民議論が盛り上がっている。
教皇到着時に出迎えたフランスの内務大臣ジェラルド・ダルマナン(French Interior Minister Gerald Darmanin)は、一人も受け入れないと誓った。
「救わなければいけない(Must be rescued)」
フランシスコがマルセイユで最初に訪れたのは、街のランドマークであるノートルダム・ド・ラ・ガルド教会(Notre Dame de la Garde church)であった。ここでは伝統的に船乗りたちが保護を祈ってきて、天井には感謝の気持ちを込めて贈られた模型の船が吊るされている。
街の屋根ときらめく地中海を見下ろす記念碑で教皇は、「波に置き去りにされ溺れる危険にさらされている人々は救出されなければならない。」と主張した。
教皇は演説の最後に加えられた予期せぬ発言の中で、海上で危険にさらされている移民を救出する支援団体に感謝の意を表し、彼らの活動を阻止しようとする取り組みを「憎しみの表れ」だと非難した。
そうした団体の一つであるSOSメディテラネ会長のフランソワ・トーマス(Francois Thomas, president one such group, SOS Mediterranee)は、教皇の支援に感謝した。
フランシスコの演説後、同氏はAFPに対し、「これらは私たちの使命を妨げており、この批判は非常に暴力的であり、ここマルセイユで教皇ご自身からのメッセージを受け取ることは…非常に力強いことだ」と語った。
救助隊は2015年から地中海で任務を遂行している。しかし彼らの船「オーシャン・バイキング(Ocean Viking)」は、人々を海から引き上げた後、当局によって港に留め置かれたり、入港の許可を拒否されたりすることもあった。
移民には、多くの問題も含まれている。単純ではない。
豊かになりたいからと言って、勝手に国境を越えていいとはいえないが、豊かになりたいと言う考えは万民が持っている。
マルセイユでのフランシスコの公務は、海洋諸国の司教と若者が集まるイベント「地中海会議」の閉会セッションに参加することだ。
移民だけでなく、経済不平等や気候変動といった問題も取り上げられるが、これも教皇の心に近いテーマだ。
教皇フランスコにおけるカトリックの衰退が長かったことを考えると、彼のメッセージはそれほど共感を呼ぶものではないかもしれない。
自分がカトリック教徒であると言う人は依然として3分の1にも満たず、定期的にミサに出席する人はそのほんの一部にすぎなくなっている。
それにもかかわらず、この国の宗教的遺産は依然として大きな重みを持っており、マクロン大統領は今週、火災で荒廃したパリ大聖堂ノートルダム大聖堂(Paris cathedral Notre Dame)の修復の進捗状況を国王シャルル3世(King Charles III)に披露した。
また、規模が小さすぎて自分たちで修理できない村の教会の建物を改修するための基金への寄付に対する減税も発表した。
これらの点は、我々日本人には理解できない。
何かがあるとしかいえない。
私はいくつかの教会の入ることを拒否された。また、時々嘘を言って教会に入った。
真冬の凍てつくような教会にキリスト教徒ではない私は入ったこともあった。
あれはなぜかと言われれば、答えられない。
それはそれとして、教皇フランスコが、ものすごく高齢に感じた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?