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NASA、ウェッブ望遠鏡の初画像の対象となる宇宙のリストを公開。

NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory for NASA.)が2022年07月08日に、この画像には、NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory for NASA.)が管理するウェッブ中間赤外線観測装置で撮影されたものも含まれていると報告した。

ESA(European Space Agency/欧州宇宙機関)と CSA(Canadian Space Agency/カナダ宇宙局)が共同で開発した NASA のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)は、まもなく最初のフルカラー画像と分光データを公開し、前例のないほど詳細な宇宙の姿を明らかにする予定である。

この画像は、2022年07月12日(火)午前10時30分(東部標準時、以下同じ)から始まるNASAのライブ放送で公開される予定である。各画像は同時にソーシャルメディアやNASAのウェブサイトでも公開される予定である。

これらのターゲットは、ウェッブ望遠鏡が収集したフルカラーの科学画像とスペクトルの最初の波であり、ウェッブ望遠鏡の一般的な科学運用の正式な始まりとなる。これらは、NASA、ESA、CSA、宇宙望遠鏡科学研究所の代表者からなる国際委員会によって選定された。

https://time-az.com/main/detail/77252

*カリーナ星雲(Carina Nebula)
りゅうこつ座(constellation Carina)の南、約7,600光年の彼方にある、天球上で最も大きく明るい星雲の一つ。この星雲は、星が生まれる場所である星の苗床である。カリーナ星雲には、太陽の数倍もの大きさの大質量星が多数存在している。
WASP-96b(スペクトル)。WASP-96bは太陽系の外にある巨大惑星で、主にガスで構成されている。
地球から約1150光年の距離にあり、恒星の周りを3.4日周期で公転している。
木星の約半分の質量を持ち、2014年に発見が発表された。

*南天のリング星雲(Southern Ring Nebula)
南天のリング星雲は、惑星状星雲のひとつで、死にかけの星を取り巻くガス雲が膨張している。
直径は約半光年で、地球から約2000光年の距離にある。

*ステファンの五つ子(Stephan’s Quintet)
約2億9000万光年の彼方、ペガスス座(constellation Pegasus_に位置する「ステファンの五つ子」。
1787年に発見された、世界初のコンパクト銀河群として知られている。5つの銀河のうち4つは、接近遭遇を繰り返しながら、宇宙のダンスをしている。

*SMACS 0723
巨大な前景銀河団(Massive foreground galax)は、その背後にある天体の光を拡大・歪曲させ、非常に遠くの銀河から暗い銀河まで、深い視野で見ることができるようになる。

この最初の画像の公開は、ウェッブ望遠鏡の科学運用で正式な開始を意味し、今後、ミッションの主要な科学テーマを探求していく。天文学者が「最初の観測サイクル(first cycle)」と呼ぶ、望遠鏡の使用時間については、すでに競争的なプロセスを経て、各チームが応募している。

ウェッブ望遠鏡の初画像の公開に参加する方法についての詳細は、オンラインで確認できる。ウェッブの状況については、「ウェッブの現在地」トラッカーをご覧ください。

ジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)は、世界最高峰の宇宙科学観測所として、ウェブは、太陽系の謎を解明し、他の星々を取り巻く遠い世界を眺め、宇宙とその中での私たちの位置の不思議な構造と起源を探流ことになる。

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Written by Thaddeus Cesari, NASA’s Goddard Space Flight Center
2022-100

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