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ドイツで最も高額な被害の暴風雨。

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ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリストト(data Journalist)のフローリアン・ツァント(Florian Zandt)の報告として2022年02月17日に、ハンブルグ(Hamburg)でのフライトキャンセル、ベルリン(Berlin)での非常事態、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン(Schleswig-Holstein)での高波など、現在、ドイツ北部および東部で特に大きな影響を受けている暴風雨イレーニア(Ylenia)は、202201月末にドイツに€数百万の損害を与えた暴風雨ナディア(Tief Nadia)に続くものである。

https://time-az.com/main/detail/76273

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GDV(Gesamtverbands der Deutschen Versicherungswirtschaft/ドイツ保険協会)のデータが示すように、記録的なキリル現象(Rekordereignis Kyrill gerade)に続く暴風雨が、特に最近、保険金請求費用をこれまでになく増大させている。
2020年と2021年にそれぞれ発生する暴風雨ザビーネ(Sabine)、ウルファート(Ulfert)、フォルカー(Volker)の保険損害額は約€6億で、2015年に特にドイツ南部(Süddeutschland)と北ライン・ヴェストファーレン(Nordhrein-Westfalen)州に大きな被害をもたらしたハリケーン・ニクラス(Orkan Niklas)と4位を分け合っている。

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2018年にカナダの東海岸(kanadischen Ostküste)からアイスランド(Island)、イギリス(Vereinigte Königreich)、ベネルクス諸国(die Benelux-Staaten)、ドイツ(Deutschland)を経てポーランド(Polen)に移動した強風を伴う暴風低気圧「フリーデリケ(Friederike)」は、被害支出が約€11億で、キレル(Kyrill)に次いで2位にランクインしている。

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気候変動がもたらす異常気象による損失は、特に2010年代に入ってから急速に増加している。ミュンヘン再保険の評価によると、2017年の損害総額は約US$3500億に達し、そのうちUS$1500億は保険でカバーされている。1980年以降のこれまでのピークは、2005年のUS$2,800億であった。

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日本にいると、ほとんど何も感じないが、これはいずれ全地球で起こり始めることだろう。

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