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ロンドン証券取引所、フランス政局混乱でパリ追い抜いて、再びヨーロッパ最大に!

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年06月19日に、LSE(London Stock Exchange/ロンドン証券取引所)に上場する企業の時価総額は2024年06月17日に合わせてUS$3兆1,800億となり、ヨーロッパ最大の株式市場ユーロネクスト・パリ(Euronext Paris)のUS$3兆1,300億を再び上回った。

ユーロネクスト・パリは2022年11月にLSEを追い抜いていた。ブルームバーグのデータを元に、BBC電子版などが伝えた。

ただ、イギリスと、フランスはライバルだが、仲が良い。

多くのフランス人がイギリスに住み。多くのイギリス人がフランスに住んで、お互いに投票券まで与えることもある。

逆転の背景には、フランスの総選挙を巡って先行き不透明感が高まり、同国で株価が全面安となっていることがあるとみられる。支持率で首位に立つ極右政党RN(Rassemblement National/国民連合)の勝利が現実味を帯びる中、2024年06月16日には各地で極右に対する抗議デモが行われ、全国で約35万人が参加した。政局の混迷を受け、金融市場ではフランス国債の利回りが急上昇している。

RNの公約には財源の裏打ちがない支出が多く含まれ、同党が政権に就いた場合、財政収支が悪化する可能性がある。一方、イギリスでも2024年07月04日に総選挙が行われるが、支持率トップの労働党は、厳しい財務規律を守り経済成長を最優先する方針を明確に打ち出している。

ロンドン証券取引所は上場企業の時価総額は、2016年の時点ではユーロネクスト・パリにUS$1兆4,000億の差をつけていた。ただ、イギリスの欧州連合(EU)離脱(Brexit)でロンドンの競争力が低下し、上場先をパリやフランクフルトに切り替える企業が増えたことや、イギリスのリズ・トラス元首相(Former Liz Truss British Prime Minister)政権が2022年の補正予算案で金融市場の大混乱を招いたことなどで、LSEはユーロネクスト・パリに欧州首位の座を奪われていた。

https://europe.nna.jp/news/show/2671470
https://www.theguardian.com/business/article/2024/jun/17/paris-loses-spot-europe-largest-equity-market-london
https://www.leconomistemaghrebin.com/2024/06/19/paris-perd-sa-couronne-de-plus-grande-bourse-deurope-au-profit-de-londres/
https://www.courrierinternational.com/article/marches-londres-detrone-la-bourse-de-paris-a-la-faveur-du-chaos-politique-en-france
https://www.leconomistemaghrebin.com/2024/06/19/paris-perd-sa-couronne-de-plus-grande-bourse-deurope-au-profit-de-londres/
https://www.lecho.be/les-marches/actu/general/la-bourse-de-londres-detrone-celle-de-paris-delaissee-par-les-investisseurs/10551877.html
https://www.cnn.com/2024/06/18/investing/london-overtakes-paris-stock-index/index.html
https://fortune.com/europe/2024/06/17/london-paris-europes-largest-stock-market-emmanuel-macron-snap-france-election-investors/
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-06-17/paris-loses-crown-as-europe-s-biggest-equity-market-to-london

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