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ドイツ中銀のドイツ連邦銀行は「連銀月報」で、追加利下げは「慎重な検討必要」

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年07月18日に、ドイツの中央銀行であるドイツ連邦銀行(Deutsche Bundesbank)は2024年07月16日に発表した7月の「連銀月報(Bundesbank-Monatsbericht – Juli 2024)」で、ECB(European Central Bank/欧州中央銀行)の追加利下げは「慎重な検討が必要だ」と強調した。ECBは2024年06月、ユーロ圏の市場介入金利(最重要の政策金利)を0.25ポイント引き下げ4.25%とし、利下げサイクルに入った。
ドイツ連邦銀行はインフレ再燃リスクを指摘し、データに基づいたアプローチを求めた。

ドイツ連邦銀行は、2021年以降、各国がインフレに対処するため金融引き締め政策を続けてきたが、「世界経済はこれまでのところ堅調だ」との認識を示した。実体経済の大幅な減速は起きておらず、世界経済は「ソフトランディングに向かっているように見える」と述べた。

一方で2024年に入り、ユーロ圏の一部の地域では、インフレ対策がわずかな成功しか収めていないと指摘した。「賃金の伸びが活発で、サービス部門の価格上昇も激しい」現状に加え、地政学的な状況次第では、インフレ再加速の恐れがあると警戒感を示した。

https://europe.nna.jp/news/show/2682875
https://www.bundesbank.de/de/presse/pressetermine/bundesbank-monatsbericht-juli-2024-634856
https://www.bundesbank.de/de/presse/pressetermine/bundesbank-monatsbericht-juli-2024-929474
https://www.bundesbank.de/de/aufgaben/themen/monatsbericht-entwicklung-der-unternehmenskredite-in-deutschland-936080

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