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ドイツのポルシェ、新規株式公開の仮条件を設定。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年09月20日に、ドイツの自動車大手VW(VolkesWagen/フォルクスワーゲン)は2022年09月18に、高級スポーツカー部門ポルシェ(Porsche)のIPO(Initial Public Offering/新規株式公開)の仮条件を1株当たり€76.5~€82.5に設定したと発表した。時価総額は€700億~€750億となる見込みになる。

VWは株式12.5%を放出し、€87億~€94億を調達する計画。

調達資金の半分は特別配当として分配し、残りはEV(Electric Vehicle/電気自動車)への移行やソフトウエア開発費に充てる。

https://time-az.com/main/detail/77746

2022年09月29日にフランクフルト証券取引所(Frankfurter Börse/Frankfurt Stock Exchange)で上場する予定。仮条件の上限ではヨーロッパで過去3番目に大きい上場案件となる。ただ、評価額は当初見込んでいた最大€850億を下回った。

ロイター通信などによると、QIA(Qatar Investment Authority/カタール投資庁)やノルウェー中銀のノルウェー銀行(Norges Bank/Central Bank of Norway)、米投資会社ティー・ロウ・プライス(T. Rowe Price)、UAE(United Arab Emirates/アラブ首長国連邦)アブダビ首長国の政府系持ち株会社ADQが、計€36億8,000万相当の優先株を取得する予定。

VWのCFO(Chief Financial Officer/最高財務責任者)アルノ・アントリッツ(Dr. Arno Antlitz)は「ポルシェのIPO計画は最終段階にあり、コーナーストーン(中核的)投資家のコミットメントを歓迎する」と述べた。

VWはポルシェの株式を普通株と議決権のない優先株に等分し、優先株のうち最大25%をVWの既存株主に割り当てる。新規公開するのは優先株のみとなる。

VWは12月に臨時株主総会を予定しており、ここで優先株と普通株の売却による調達総額の49%を来年初頭に特別配当として分配することを提案する方針だと伝えている。

ただし、あれほど乗りにくい車は珍しい。
すべてオートマチック車だろう。それでは子供のおもちゃ。

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