メコン川で漁師が、巨大な淡水エイを誤って釣り上げてしまった。
カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2022年05月09日に、ストゥントレン州シェムボック地区のプレア村・コミューンのプレア島コミュニティ(Koh Preah community in Koh Preah village and commune of Stung Treng province’s Siem Bok distric)で、180kgの巨大(雌)淡水エイがメコン川の漁師によって偶然に捕獲されたと報告した。
プレア村の河川警備隊員シン・ピセテ(Sin Piseth)は2022年05月9日に、「プノンペン・ポスト」に対し、コーン・ソペープ(Korn Sopheap)という漁師が釣り竿で水中に投げ入れた糸の先に付いていた餌の針をエイが飲み込んだため、釣り上げられたと述べた。
https://time-az.com/main/detail/76831
「彼は巨大なエイを釣り上げたのを確認した後、エイが川の真ん中の水中にさらに潜っていったので、村人に助けを求めましたが、彼の糸に引っかかったままでした。」と彼は話しているという。
「村人が来てエイを川岸に引き寄せ、河川警備隊に連絡し、「メコンの奇跡プロジェクト(the Wonders of the Mekong project)」に連絡してエイに関する詳細を記録し、川に戻したのです。」と彼は言ったという。
シン・ピセテによると、「メコンの奇跡プロジェクト」チームが計測したエイは、幅1.85m、尾の長さ2mでした。鼻から尾の先までの長さは4m近であったという。
「メコンの奇跡プロジェクト」によると、メコン川の漁師たちは、魚を釣るために他の人たちと同じ竿、リール、糸、釣り針を使用しており、エイが餌や、漁師の餌にかかった魚を食べようとして、誤って針にかかることがあるという。
エイを釣り上げた漁師は、「メコン川全域で絶滅の危機に瀕している巨大な動物の保護に協力したい」と、この出来事を悔やんでいる。
「彼はすぐに『メコンの奇跡プロジェクト』に連絡し、タグを付けて計測し、野生に戻すよう依頼しました」と、彼らのプレスリリースは述べている。
プレア島の漁業コミュニティの代表であるペン・ボウン(Pheng Boeun, head of the Koh Preah fishing community)は、地元の漁師が巨大なエイを捕獲したのは今回が初めてではないと述べている。
「シェムボック地区のメコン川には、このようなエイがたくさんおり、過去にも30~40kgのエイが捕獲され、その後放流されたことがあります。」と述べている。
『メコンの奇跡プロジェクト』の関係者は、漁師に漁獲をすぐに報告する代わりに、金銭や物品などのインセンティブを与えているという。プロジェクトチームは報告された場所に直行し、エイの大きさを測り、タグを付けてから川に放流する。
彼によると、通常、川のそのエリアには、黒いバッファロースティングレイ(the buffalo stingray, which is black)と赤いカウスティングレイ(the cow stingray, which is red)の2種類のエイがいるとのことである。
WWF-Cambodia(World Wide Fund for Nature Cambodia/世界自然保護基金カンボジア)によると、ジャイアント・スティングレイ(giant stingray/巨大な淡水エイ)は淡水魚の中で世界最大かつ最重量種であるという。
その大きさにもかかわらず、1990年まで科学者によって発見されず、カタログにも掲載されていなかった。現在では、東南アジアやオーストラリア北部のいくつかの水系に生息していることが確認されている。
まだまだ、メコンには、何がいるか分からない。中国にもいそうだ。
巨大すっぽんも報告されている。
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