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中国主導の国際調停機関を香港に本部設置。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2024年02月15日に、中国が主導する新しい国際調停機関の本部(Hong Kong international mediation centre/international mediation body to be headquartered in hong kong)が香港に置かれることが正式に決まったと報告した。

香港政府の林定国(Paul Lam/ポール・ラム)司法長官が2024年02月14日に、フェイスブックへの投稿で明らかにした。

林司法長官によると、同機関は「世界で初めて調停を専門に国際紛争を解決する政府間の国際法律組織」になる。
中国をホスト国とし、香港に本部を置くことが関係政府間の協議で決まったという。
「国際調停機関設立条約」の発効後に発足し、香港に本部を置く初めての政府間組織となる。

香港島・湾仔の旧警察署を国際調停機関の本部に転用する。今月末に立法会(議会)へ説明を行い、支持を取り付けたいとしている。

中国は2022年に複数の国・地域との間で「国際調停機関の設立に関する共同声明」に署名した。香港では2023年02月に同機関の設立に向けた準備室が設置されていた。

最近、香港のメディア界の大物ジミー・ライ・チーイン(Jimmy Lai Chee-ying/黎智英)の裁判が、作戦を変更し、すべて覆い隠さず、正直に話すようになっている。

そして、最後に、なぜそれが犯罪なのかを問うことにしたようだ。

その背景には、国による犯罪の基準が、中国主導の国際調停機関で問われるのかもしれない。
中国が特殊なら、国際調停機関として、中国を修正する必要がある。

それがなぜ犯罪なのかを国際的に証明するのは、非常に難しい。
例えば、中国の最高国家主席習近平(习近平/President Xi Jinping)、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(Russian President Vladimir Putin)、米国のジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)で誰が正しいかを証明することができるだろうか?

ほぼ不可能だと思う。

オランダの国際裁判所でも、それをどう判断するのかを公開討論することは、不可能だろう。

https://www.nna.jp/news/2624799
https://asianews.network/planned-international-mediation-body-to-be-headquartered-in-hong-kong/
https://jp.reuters.com/article/idUSL4N2JG0TK/
https://www.scmp.com/news/hong-kong/article/3234446/belt-and-road-summit-hong-kong-international-mediation-centre-set-resolve-project-disputes

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