ドイツ、洪水被害で緊急支援策として、被災地復興に€4億拠出へ。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年07月22日に、ドイツ連邦政府は2021年07月21日に、西部を中心に発生した大規模洪水により甚大な被害を受けた地域の復興に向け、€2億の緊急支援計画を承認した。連邦16州も€2億を拠出する予定で、総額€4億充てられる。

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この支援金は、住居や橋、トンネルなどの修復や農業などの損害補償、被災者支援に充てられる。支援額は2013年に発生した洪水被害からの復興費用をベースに設定されており、オーラフ・ショルツ(Olaf Scholz)財務相は「必要に応じてさらに増額する」と強調。病院や学校などの建設計画を迅速に進めるとした。

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ドイツ政府は長期的な復興対策として数十億ユーロ規模の救済支援策も協議する予定。
一方で、被害の全貌はまだ把握できておらず、完全な復興には少なくとも€20億が必要となる可能性もあるという。

https://time-az.com/main/detail/74854

先に発生した記録的な豪雨による洪水の影響により、ドイツ西部では、わたしが住んでいたラインランド・ファルツ(Rheinland-Pfalz)州が最悪で、次いでノルトライン・ウェストファーレン(Nordrhein-Westfalen)州を中心に深刻な被害が出たほか、ベルギーやオーストリアなどでも被害が広がっている。これまでに、ドイツ国内だけで約170人、ベルギーでは少なくとも31人の死亡が確認された。現在も数百人の行方が分かっていないという。

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とくに、ヘッセン州(Hessen)のフランクフルト/M(Ftankfurt am Main)からライン河畔の街がことごとく襲われ、さらにモーゼル(Mozel)川がライン川に流れ込むコブレンツ(Koblent)、さらにライン河畔のケルン(Köln)、デュッセルドルフ(Düsseldorf)などが無茶苦茶になっている。
さらにその下流は工業地帯で、多くの工場が沈んだ。

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コロナで攻撃され、復興で計画された工業地帯が襲われている。

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一方、行方不明者の捜索に当たっている救援当局は21日、今後の捜索で生存者が見つかる可能性は低いと述べた。

ドイツ連邦政府の首都はベルリンに移転したが、それまでの首都で、ベートーベンの生まれたボン(Bonn)も破壊された。

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わたしが個人的に関係した都市がことごとくやられた。

かなり合理的に、ピンポイントで予算を組まないと復興は遅れることだろう。

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また、この河畔はドイツ・ワインの生産地である。ワイン畑は丘陵地帯にあり、雨で流されたところも多いことだろう。

2021-07-15---ドイツとベルギーの洪水で、少なくとも70人が死亡!

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