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北アイルランドの民主統一党、通商問題でイギリス政府と合意。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年01月31日に、イギリス領北アイルランドのDUP(Democratic Unionist Party/民主統一党)のジェフェリー・マーク・ドナルドソン卿(Sir Jeffrey Mark Donaldson)は2024年01月30日に、イギリスのEU(European Union/欧州連合)離脱(Bricks)後の通商ルールの是正案を巡り、同国政府と合意したと明らかにした。正式に施行されれば、DUPは北アイルランド自治政府に復帰する方針を示しているとBBC News電子版などが伝えた。

親英強硬派のDUPは2022年02月、イギリスのEU離脱協定に含まれる「北アイルランド国境問題に関わる議定書」に反発して、北アイルランド自治政府から離脱した。自治政府は以後、機能停止状態に陥っている。

同議定書は、アイルランドと北アイルランドの間に厳格な国境を設けることを避けるため、北アイルランドはイギリスのEU離脱後もEUの単一市場にとどまることを規定していた。ただDUPは、この措置のためにイギリス本土と北アイルランドの間に境界ができるとして、強く反対している。

イギリスとEUは昨年、北アイルランド向けの物品には「グリーンチャネル(Green Chnnel)」を設け、イギリス本土と北アイルランド間での厳格な通関検査を免除する内容を含む「ウィンザー枠組み(windsor framework)」で合意。しかし、DUPはこの枠組みも受け入れていない。

イギリス政府は今回、北アイルランドとイギリス本土間の貿易障壁を是正する案を提示した。

ドナルドソン氏はこれについて、新たな案は「完璧ではないが、北アイルランドにとっては朗報」とした上で、イギリス政府はこれを盛り込んだ法案を近く公表する見通しと述べている。

なお、北アイルランドでは1998年のベルファスト合意(Belfast Agreement)に基づき、政権を親イギリス派と親アイルランド派の主要政党が分かち合うことになっている。親アイルランドで、2022年の北アイルランド議会選挙で第1党となったシン・フェイン党(Sinn Féin Party)は今回、DUPの政権復帰で議会の機能が再開することを期待していると述べた。

ここらはいうもごちゃごちゃで、エリザベス女王も何度か出かけて行っている。

北アイルランド紛争(Northern Ireland conflict)では、何人も死んでいる。

https://europe.nna.jp/news/show/2619511
https://world101.cfr.org/understanding-international-system/conflict/understanding-northern-irelands-troubles

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