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COVIDは、カンボジアのバナナ輸出を12%後退させた。

カンボジアのバナナは美味しいのにね〜〜〜特に種のあるバナナは甘く、実も多いが、直ぐ腐る。

カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2022年12月26日に、農林水産省(Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries)の報告によると、2022年の最初の10ヶ月間のカンボジア産生バナナの公式輸出量は325,859.72トンで、前年比11.79%減、中国が89.93%のシェアを占めた。

2022年01月~10月の輸出先は、中国(293,060.39トン、前年比9.33%減)、ベトナム(32, 799.23トン、27.39%減)、日本(0.1トン、99.98%減)のわずか3ヶ国だった。

日本は、あの種のあるバナナを販売にこぎつければ、売り上げは急増することだろう。

日本人はまだ、あの種のあるバナナのことをあまり知らない。

カンポット州(Kampot province)でバナナを栽培し、新鮮な果物を中国に輸出しているロングメイト・アグリカルチャ株式会社(Longmate Agriculture Co Ltd)のCEOハン・ラク(Hun Lak)は、人や物の移動を制限し、技術、衛生、植物検疫基準に関する管理を厳しくした北京の「ダイナミック・ゼロ・コビット」戦略(dynamic zero-Covid” strategy)が減少の主因であると指摘する。

しかし、中国がこの戦略を放棄した後も、バナナ輸出業界の苦境は続いているとCEOハン・ラク(は言う。「新鮮なマンゴーの輸出にさえ問題があるのです。」と彼は主張している。

しかし、中国市場が本格的に再開されれば、カンボジアのバナナ輸出は改善されると、CEOハン・ラク(は楽観的な見方を崩さない。

バナナは2019年05月に初出荷され、カンボジアの果物として初めて生鮮のまま中国に正式に輸出されるようになった。

農業省によると、2021年にカンボジアが輸出した生鮮バナナは合計42万3168.97トンで、2020年と比較して27%以上増加し、中国が37万691トンと大半を占め、ベトナム(4万5193トン)、日本(533.52トン)、シンガポール(480.48トン)の順となった。

キャッサバ、カシューナッツ、トウモロコシ、マメ科植物、生鮮バナナ、マンゴー、アブラヤシ(生鮮果房)、トウガラシ、タバコ、「野菜の盛り合わせ」など、コメ以外の農産物輸出でUS$21億4200万ドルを計上したことも報告された。

マメ科の植物はクメール語で「サンデック」と呼ばれ、豆類、エンドウ豆、レンズ豆、ピーナッツの大半を占めるが、タマリンはまだ含まれない。

また、「野菜類」のカテゴリーには、料理用の野菜とみなされるようなポピュラーな作物は含まれていない。緑豆や大豆などの豆類、トウモロコシや米などの穀類、コショウや唐辛子などの香辛料、キャッサバなどが含まれない代表的な例としてあげられる。

なんと言っても、カンボジアといえば大航海時代の黄金「胡椒」が最初だろう。

2022-11-23---カンボジア、2022年01~10月の農産物輸出額US$30億7000万。
2022-11-15---カンボジアの農林水産省が「品質保証制度(Quality Scheme)」を開始。
2022-10-10---カンボジアの2022年01-09月期、輸出がUS$170億を突破。
2022-05-22---大航海時代の食の宝石、カンボジアの胡椒の実輸出が79%増加。
2022-03-22---中国のロックダウンでマンゴーが売れない。
2022-02-01---早くて、安いラオス・中国鉄道の貨物利用国が急増中!
2022-01-28---価格高騰で、胡椒主要生産国のベトナムは胡椒輸出額は42%増。
2019-03-25---カンボジア王国の黒胡椒は国際市場に目を向けた。
2019-03-18---カンボジアのSela Pepperは、アジアとヨーロッパで新たな市場を狙う。
2019-02-11---カンポットのペッパー収量で、豊作が見込まれる。
2018-12-27---カンボジアの胡椒協会は、収穫の少ない胡椒の販売を報告。


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