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ポメラの次期モデルについて考える

今使っているポメラ(DM200)は、noteを書くのには欠かせない存在で、故障もなく使えている。それだけに次期モデルについて気になっているので、自分なりに考察してみた。

ポメラがあるからnoteが書ける

noteを書くようになって、以前に増してポメラ(DM200)をよく使うようになった話は前に書いた。

一方で、私が別に運営しているブログは、デジタルカメラに関するニュースのまとめサイトみたいなものなので、記事のネタを集めるのにネット接続は必須になる。そのため、普段はパソコンで記事を書いている。(まれにスマホから投稿する)

テキスト主体のnoteの場合、記事の下書きはキーボードとエディターソフトがあれば足りるため、より軽くて持ち出しやすいポメラとの相性がいい。書いていることについての調べることがあれば、スマホを使う。

ポメラは、現在唯一の現行機種であるDM200が出たのが2016年だから、既に4年経過している。DM300なのかDM250なのか、どういう名称になるのかわからないが、次のポメラはあるのかないのか気になる。

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ネットで調べた次機種の情報

ネットのどこかに情報がないのかと思いGoogleで「DM200 後継機」と検索すると、私が前に書いたブログの記事が5番目に出てくる。

ありがたい話であるが、こんな素人が書いた記事が上位になるほど、ネットでは話題になっていないのかと心配になる。

実際には、今のDM200はかなり完成度が高いモデルだし、DM10が出た頃と違って、ポメラの認知度も上がり、ある意味成熟したと言うこともあるだろう。

完成度が高いと言いながらできないことも多いポメラだが、意外に多くの場面で使っている人の記事を見る。特に、シナリオライターや作家に多い気がする。

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キングジムの決算短信から読み解く

ネットがダメならキングジムからの発表がないのか、決算短信がPDFで公開されているので、10年分さかのぼって調べてみた。

すると、DM10が発売になった2009年6月期の決算短信には、「ポメラ」が6回も出ていて、「大きな反響を呼び、おかげさまでヒット商品となった」とか「今後は『ポメラ』のシリーズ展開に注力し、新しい事業の柱として一層の売上拡大を目指します」と大きく取り上げられている。

その後、2010年6月期の決算短信には「ポメラ」が3回出ており、その後の短信にも毎期「ポメラをはじめとする電子文具の拡充に注力し」といった記述が見られたが、2017年6月期の決算短信からは「テプラやポメラ等の電子製品も製造している」程度の記述だけになっており、相対的に見るとポメラの重要度が下がっているように感じられる。

後継機について「今期の見込み」等の記事で、「より進化したポメラを発売し、○○台の販売を目標とします」的なことが書かれていないかと思ったが、キングジムの決算短信にはそもそもその手の記述がない。

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キングジムの中のポメラの位置づけ

キングジムの前期の売り上げは2020年6月期で330億円となっている。

発売10年で35万台売れたというポメラが、例えば年に5万台売れて平均価格が4万円だとして、20億円になる。

それなりの金額ではあるが、キングジムの売り上げの中では1%未満の構成比しかないことになる。

つまり、ポメラはキングジムにとって、少なくともボリュームという点では大きなものではないことになる。

実際に企業が気にかけるのは売り上げよりも利益だと思うが、これについては資料がないので、判断できない。ただ、キングジムのパイプファイルなどの事務用品とポメラのような電子機器のどちらに開発費がかかっているかは自明のことだと思うので、この点からもポメラの存在感が大きいとは言えない。

唯一あるとすれば、このような特徴的な製品を企画・販売できる企業としてのイメージアップに繋がっているということだが、これについては、それなりに大きいのではないかと思っている。

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noteに情報が!

そんな中、意外なところに情報があった。

ポメラ10年の時に、noteでキングジムの担当者にインタビューした記事を見つけた。

この記事の最後に、

ユーザーの方々の意見を参考にしながら、さらに満足いただけるようなポメラを世に出せるようにしていきたいです。

とある。

何とでも取れる表現ではあるが、ポメラの次機種の開発自体は続いていると見ていいのではないか。


キングジムを、普通の電子機器のメーカーと考えてはいけない

ポメラの最上位機種であるDM200は2016年10月の発売であり、既に4年が経過している。その後、2018年6月に折りたたみ式キーボードを持つ普及機のDM30が発売されたものの既に製造終了になっている。

つまり、ポメラの現行機は4年前に出たDM200のみである。

デジタル機器で4年間新機種が出ていないというのは、既に放棄されたプロダクトと思えてしまうが、キングジムは電機メーカーではなく文具メーカーである。

上記のインタビュー記事にあるように、キングジムでは着々とポメラの新機種を開発中なのだろうと期待しておきたい。

これまでの発売時期から類推するに、ズバリ、

2021年11月にポメラの新機種(DM300?)が発売される!

と予測する。

現行機種に対する不満や次機種に期待する点については、別に書く予定です。

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