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病院の前で気を失って倒れた日

1日に何回も胃が痛くなって学校を休んだ日

見るに見かねた母が、病院に連れて行こうとした。


でも、なぜか1時間に1回のペースで嘔吐

全く食欲もなく、吐こうとしても胃液だけ

これほど辛いことはない。

それはちょうど、中学3年。

車から見える景色と、窓を開けた時の風が忘れられない

秋から冬にかけての季節。

風が冷たくなって心地いい。


そろそろ来るかな・・頭だけがすっきりしていて

1時間に1回の嘔吐。なぜか規則正しい。

車で10分ほどの病院。来たことがない初めての病院。

「歩ける?」母に聞かれて気持ち悪くなりながらも車のドアを開けた瞬間

意識が飛んだ


意識が飛ぶって、なかなか体験することじゃないと思うけど

この時は、本当に記憶がない。

気が付いた時には車いすにのせられて病院の玄関にいた。

名前を呼ばれてハッと気が付く

「え?」どうして今自分が車いすに乗ってるんだろう。

そこはお年頃の中学3年。車いすに乗って押されているのがほかの人に見られている感じがしてすごくいやだ

そしてなぜか顔が痛い・・


後から聞いたら、車を降りた瞬間に倒れこんだらしい。

気を失ってるから、受け身もなく駐車場のアスファルトに顔面から突っ込んで丁度、鼻を打って出血していた

駐車場で嘔吐しながら気を失ったらしく。

一度吐くと楽になるから車いすに乗りながらスッキリしたのか頭がさえる


結局、胃カメラの検査の予約を入れて、点滴をして帰宅。

点滴ってすごいよね。本当にそこから楽になって

胃カメラの検査も異常なし。

そもそも

胃腸が昔から弱く、動いていない感じ。


そんなことが分かるのは、もう少し大人になってからの話。





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