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今年のグラミー賞 受賞式のいろいろを振り返る

今年のグラミー賞、いろいろ面白かったですね!


もう既に感想を述べるには「おせーよ!」って感じですが(笑)私なりの感想を長々書いていきます。

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まずは滞りない式でホッとしました。1週間前のアカデミー賞でとんでも事件がとあったので、結構緊張感もあったと思うのですが、まず今年観ていて改めて思ったのが

トレバー・ノアの司会の上手さ驚異的!

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トレバー・ノアは昨年からグラミー賞の司会を担当。昨年から「上手いな」と思っていて。コロナの影響で昨年は観客がおらず、パフォーマンスも録画を交えたりといろいろと通常どおりでない流れで苦しい感じだったのですが、今年は延期で4月&初のラスベガス開催とはいえ、観客有でほぼ通常どおり行われていました。

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改めて今年の式を観ていて私は「トレバー、ほんと上手いな」と感じました。本人も今年のアカデミー賞の事件に絡めて「余計なことを言わない」式とジョークにしてましたが(笑)、ほんと人を不快にさせるようなジョークもなく、アーティストとの絡み方も紳士的。ちょっと一言二言アーティストを紹介したり名前を読むだけでも敬意が感じられるような。別になんでもかんでも敬えとは思ってないのですが(笑)、授賞式なのでアーティストや受賞者に対する礼儀は必要かと。彼の司会のおかげでその雰囲気が保てていたと思います。その事ツイートしたら、結構「いいね」をもらったので同じように思った方が多かったのかな、と。

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アカデミー賞の時は司会についてさんざんボロクソ言ってしまったのですが(笑)、グラミーについてはトレバーが司会をする限りは恐らく安泰だと思います。私は感心して彼の本まで読みたくなりました!

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グラミーについては、賞の結果って自分的に結構「理解不能」なことも多いので(笑)、そこまで気にしないようにしてるんですが、軽く触れると賞的には今年の主役はsilk sonicでした。アルバム賞はリリースが対象期間に間に合わなくてノミネートされてなかったですが、年間ソング賞と年間レコード賞というノミネートされていた主要賞2つとも獲得。silk sonicはみんな大好きだし、私も好き!受賞もパフォも良かったと思います♪ ブルーノはほんと歌上手すぎて、どこまでいくのか。

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アルバム賞のジョン・バティステは「めっちゃグラミーっぽいな」と(笑)。グラミー会員好きそー!ノミネート多数で目立ってたし、グラミーから教えてもらった感じでアルバムを聴いてみましたが、素敵な作品でした♪ピアノ素晴らしき。

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オリヴィアは主要賞は新人賞だけだったけど、個人的にはそれで良かった気が。なんかあんまりグラミーとかとらわれずに彼女らしく伸び伸びしていてほしいし、賞に染まりすぎるとその先つまんなくなったり、息詰まることもあるし。当日のパフォーマンスもまだ10代な彼女らしかったと思います!凄い早い時間にパフォーマンスでびっくりしましたけど、ファン層を考えるとそれで大正解だったと思います!!

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彼女についてはディズニープラスのドキュメンタリーを観たり、全米で始まったツアーの様子もちょこちょことTwitterで観れて、またいろいろ思うことがあるので別枠でまた後日noteにまとめます♪

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BTSはどう考えてもこの日の主役の一組でしたね〜!いったい何人と写真撮ったの⁈(笑)パフォーマンスも今できるベストを尽くした内容だったかと。後日知ったのですが、全員揃ってリハできたのが式の前日だったらしいです。とてもじゃないけどそんなレベルなパフォに観えなかったのでびっくりしましたわ!バックに海外ダンサーもいたし、ジョングクとか会場の上から降りてきたりしてたじゃん!(笑)

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あれそんなに簡単なの?今回アメリカ音楽業界で初めて生でライブ観たグラミー会員も多かったのでは?他のアーティストも含め会場ウケが凄く良かった印象です。
韓国で行われているK-POP系の授賞式や自身のライブなどでいろいろと凄いパフォーマンスを観すぎてて、「なんか自分の感覚がマヒしちゃってるのかな?」と思ってしまいました(笑)

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特に「Butter」ってアメリカのラジオやチャートを攻略したり、より親しみを持ってもらうために作られたシングルだと思うので、彼らの曲の中ではちょっと簡単に観えてしまうところもあって。実際はそんなことないと思うんですけど、そう観えるってことはそれだけ彼らのスキルが高いってことですね。相変わらず生歌も上手かったですね~。この世界的な親しみやすさとBTSとしてのアーティスト性のバランスをどうとるか、次作は非常に大切かなと思います。次のアルバムほんと大事よ!楽しみです♪ 

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もちろんボーイズバンド(というかアイドル)の受賞ハードルは頭固めなグラミーはめっちゃ高いので、一筋縄ではいかないと思います。けど、グラミーがそんなにBTSに冷たいかというと、私の観てる感じでは今のところはそんなことないと思うんです。むしろ結構好意的ではないかと。嫌いだったらそもそもノミネートもないし呼ばれてないと思いますし。ワンダイが人気絶頂の頃とかグラミーは存在すらしてないような扱いだったな(笑)。
ただし注意としては「昔あんなに愛してたじゃん!」ってツッコミ入れたくなるくらい、グラミーは手のひら返しも凄いので、エド・シーランとか、サム・スミスも最近見かけないな。the Weekndなんて大問題になったし。一時期多かったインディ系ロックアーティストが主要賞にノミネートされる事も最近ないし。こっちの方が読めない。そういうところは要注意ですね。

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私がめちゃグラミーに怒りたいのはdoja catとSZAの「kiss me more」のパフォが無かったことです!!昨年を代表する1曲なのに!!主要賞ではなかったとはいえBTSをキックアウトしてポップ部門を受賞させといてなんであんないい曲をなぜパフォに選ばなかったのか。私は年間ソング賞でも良かったくらいだと思っています。やり方いくらでもあるじゃん!!「こういうとこグラミーほんとズレてんな〜」と。

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ついでにMVに出てたスーパーカッコいいAlex landiも呼んでほしかった(笑)

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個人的に今回の受賞で最も嬉しかったのはジャック・アントノフのベストプロデューサー賞。やっととれてひと安心しました。数年ノミネーションがありながら、タイミング等も悪かったのか受賞できていなくて。

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テイラーやロード、ラナ・デル・レイなど一緒に曲を作ってきたアーティストも喜んでいるのではないでしょうか。プロデューサー賞のノミネーションは、今年は自分のと全く一致しなかったけど(笑)いつも面白くて毎年楽しませてもらっています。ちなみに私の昨年のベストプロデューサーについてはこちらにブログを書いています♪

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先日急に亡くなったロックバンド、フー・ファイターズのテイラー・ホーキンスの追悼はやっぱりとても悲しく。まだ自分でもあんまり受け止めてきれていないので信じられない思いですが。ビリー・アイリッシュが自身のパフォーマンスの際に彼のTシャツを着ていてグッときました。悲しいですね。。。

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あと、受賞とは関係ないんですが、毎年行われる追悼パフォーマンス、今年はソンドハイムの曲をミュージカル映画でお馴染みのスター4名が歌うトリビュートパフォーマンスだったのですが、「ウエスト・サイド・ストーリー」でマリア役を演じたレイチェル・ゼグラーが出ていて。「この子やっぱ歌うまいな~」と感心してしまいました。伸びやかな高い声、綺麗でした。

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今年の授賞式を観ていて、改めて「やっぱりパフォーマンス大事だな」と思いました。昨年のlilbabyほどの衝撃を受けたパフォーマンスはなかったけれど、今年は一人一人のパフォが映える感じで観てて楽しかったです。nasのパフォーマンスも凄く良かったな〜。あと、式自体もスピーディーでパフォーマンスと賞の発表をメリハリつけるような感じで私は観やすいなと思いました。パフォーマンスの余韻はあんまりないのですが、あとからネットなどで追いかけるのが前提の感じなんですかね。

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グラミー、ベガスがなにげに合ってた気が。このシーンはだいぶmemeになっていた。たぶんグラミー狙ってた(笑)来年は場所どこなんだろ。来年も楽しみにしています♪

おまけ 

来年はもうちょっとロックバンドも観たいな。。。宜しくお願いしたい。


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