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隠れていた理由

ただただ濃厚な二日間だった。ずっと雲だと思って見上げていた空の隙間から急に光が射して来たような、そんな瞬間を幾つも織り上げて行くと、そこに私の魂の変遷の輪郭がはっきりと視えて来た。
そんな二日間だった。

異次元『Eden』への往復の際にいつもすれ違い、何となく手を振って挨拶を交わしていたある人物がとても霊的な存在だと知った時、寒気と同時に歓びを全身が覆って行った。
知らず知らずのうちに私は、その存在に助けられていたのだ。そして私と弟との間に在る確執の謎も晴れ、これまでとは少し異なるスタンスで私は弟と向き合って行こうと心に誓った。

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