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ネパール天空の小学校支援プロジェクトQ&A

こんにちはdidiです。今回のプロジェクトに対するたくさんのご支援、ご声援、本当にありがとうございます。
今回はよく寄せられる質問について個別にお応えしていきます。ご参考の一助になればと思います。


質問と答え

Q1 そもそも学校はどこにあるの?

A1 まずはこちらの地図をご覧ください。

国土面積は日本の本州の半分ぐらい。東西に長い国土です。
学校のあるカコット村は赤いチェックマークの辺り

ネパールは中国とインドの間にある内陸国です。北はヒマラヤ山脈を隔ててチベットと、南は亜熱帯の平野が広がりインドと繋がっています。
首都カトマンズは国土のだいたい真ん中あたりの盆地にあります。カトマンズから見て、学校のあるカルナリ州は北西にあります。州都のビレンドラナガルからも遠く離れた地、ドルパ郡。ドルパ空港からカコット村まで歩いて2日かかるそうです。地図はGoogle Earthをスクリーンショットしたものですが、学校周辺はほとんど山なのが見て取れますね。「5月でも雪が降ることがある」とビシュヌ校長談。

Q2 Tシャツのポケットについて。厚いコットンのTシャツに薄いシルクのポケットをつけて、よれよれになりませんか?

A2 ご安心ください。ポケットの裏側に一枚一枚、モスリンガーゼの裏布をあてています。これによりポケット自体に張りが出て、よれっとすることがありません。お洗濯しても布地の硬さの差による縮み・ヨレが出にくくなりました。

Q3 支援しても結局廃村になったりして無駄にならないかしら?

A3 テンジン小学校のあるドルパ郡は人口4万人強。少ないとお思いでしょうが、日本の小島や限界集落に比べれば、多いと言えますし、人口は1980年の統計と最新の統計を比べると倍増しています。
もちろん行政の思惑で廃村になったり、学校の統廃合があったりするかもしれません。それでも校長以下職員、そうならないように最大の努力をしています。didiもその支援をしていきたいと思います。

Q4 実際に小学校まで出向いて、物資やお金を渡さないんですか?

A4 テンジン小学校までの行き方ですが、首都カトマンズから最寄りの郡の街まで飛行機とトラックなどを乗り継いで3~4日。そこから歩いて2日間です。標高は3,280m、富士山とあまり変わりません。イモトさんならともかくSONOGA didiや社長は決死の覚悟で行くしかありません(-_-;)
じゃあ具体的にどうするかといいますと、首都カトマンズのdidi工場の人にお金を渡して頼んで物資を買ってもらい学校まで送ってもらうということを考えています。

Q5 村の産業は何?どうやって生計を立てているの?

A5 薬草(冬虫夏草)を採ったり、ヤクの放牧をして毛織物を作ったり、という村民が多いようです。テンジン小学校に通う子どもたちも仕事を手伝うことがよくあります。

村民が育てているヤク。寒い地域なのでヤクの毛はとても役立ちます

Q6 村にはスマホやパソコンがあるようですが、電気やネット環境はどうなっているんですか?

A6 私たちがビシュヌ校長と初めてやりとりしたのはWhatsApp(ワッツアップ、ネパールを始め海外でよく使われるLINEなどのようなアプリ)のビデオ通話でした。
電気は、以前支援していたフランスの団体が設置してくれたソーラー発電機でまかなっているとのこと。学校の近くにアンテナ中継地もあるそうで、スマホの電波も入ります。ただ、電波環境はあまり安定していないようで1日のうちに繋がったり途切れたりするようです。パソコンは以前アルピニストが学校に寄付してくれたもの。コンピューター技術を学びたい生徒たちの役に立っています。
私たちが当たり前に享受している生活インフラ(ガス、上下水道、整備された道路など)が整っていないにもかかわらずインターネットは使えるのが不思議ですが、実はネパールの奥地だけではなく他のアジアの国やアフリカなど世界各地でこの状況があります。
試しにググってみたら、リープフロッグ型発展という言葉が出てきました。
既存の社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービス等が先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まることだそうです。カエル飛びとは言い得て妙ですね。

Q7 たった32人?支援のスケールが小さくないですか?

A7 たった32人?と思う方もいらっしゃるかと思います。何万人も被災した災害の支援とか、環境そのものを変えてしまうプロジェクトとか、スケールの大きな支援があります。
たいてい大きな企業や団体が中心に多くの人の支援を集めてダイナミックにプロジェクトを進めて行くものです。
対してテンジン小学校の32人は少ないです、didiが支援をしないと忘れられてしまうほどのちっぽけさです。
だからこそdidiはやるのです。手に余るプロジェクトより手のひらサイズのプロジェクトをしっかり進めていこうと思います。
せっかくご縁があって巡り合った学校のみんな。日本の皆さんの助けを集めて届けたいのです。

他にもご質問があれば、didi各種SNSのDMやメールなどでお寄せくださいませ。可能な限りお答えいたします。

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