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今現在の合気会道場の雑感

7月17日(水)から近隣の合気会道場へ、体験稽古に通わせてもらっています。

色々と感じた雑感を記述します。

・道場長が、他流派に寛容だった

考察すると、心身統一では力を入れていたり、心身統一体に反している姿勢は誤りだと、藤平先生をはじめ師範・先生方からよく言われるため、入会したての武道初心者も含め、他の武道で力を入れているのは全て誤りだと勘違いをしてしまう傾向にあると思います。
少なくとも私が習っていた時代はそうでした。

例えば剣道であれば、竹刀を持っている手が頭上を超えて、背面までいきますので統一体が崩れるという理由で心身統一合氣道の教えでは、批判の対象になります。ですが剣道は本気で相手の面を打ちにいきます。剣道と比べて合気道で本気で相手の正面を打ちにいく稽古はなかなかできないものです。剣道ではいま!と思った瞬間には相手から打たれていることもあるので、氣の稽古をするにはかえって良い側面もあります。

藤平先生レベルの方が仰られるのであれば、もちろん納得がいきますが、(かつての私もそうでしたが)心身統一合氣道を習い始めの方までもが、全体的に、そのようなことを言ってしまう傾向にありましたので、

心身統一経験者が他会派の合気道に移った際、その道場から抵抗があり得ることはなんとなく想像ができます。

そういった背景を知っていたので、本当に、自分が合気会の道場の門を叩いたときは、合気道経験者であることを隠すか悩んでいました…。

ですが正直に話したところ、今の道場長は「会派が違っても先生が違っても、習ってることはそんなに変わりませんから、自分が教わって、良いと思ったことは吸収していって、気楽にやっていけば良いんじゃないでしょうか」と仰っていただきました。

その一言を聞いて、ほっと安心しました。
また、自分が◯◯の流派を習っている、という考えよりも、色々な先生から習って、自分の合気道を作っていくという考えに共感し、このブログタイトルの所以になりました。

先生方から教わったことを、悪い意味で鵜呑みにするわけではなく、確かに吟味した上で、吸収して自分のものにしていく。そういう稽古をしていきたいと思います。

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