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ZENZA BRONICA SQ


1980年発売の6×6中判カメラ。

ウエストレベルファインダーで、標準の80ミリレンズがついてます。

実は正式には、叔父のカメラなんです。

ただ、本人には

「いつでも持って行ってええよ」

と、言われてます。

でも、正直使いこなす自信がない。

結局、引き取らないままとなっています。


自身がない理由は色々ありますが、

1 中判フィルムを使った経験がない

35ミリみたいにカートリッジから出して巻き付けたら終了、

そういう訳にはいきません。

装填自体もややこしそうです。

ネットにSQ-Aのインプレ動画があって、

装填と取り出しを実行してましたが、ややこしそうです。

なんか失敗しそう。


2 ランニングコストが高い

フィルムもプリントも、おいそれと気軽に出来ないお値段です。

特にプリント。

機械焼きだと時間が掛かるし、

プロラボの手焼きは速くて美しいけど非常に高価です。

確かキャビネで1枚1000円だった記憶があります。

昔の話だから、今はもっと高価でしょうね

ちょっとビンボー人にはキツイお値段です。


3 露出計が内蔵されてない

後継機のSQ-AにはTTL露出計の付いたファインダーがありますが、

SQにはありません。

早い話、SQはシャッターの付いた金属の箱なんです。

叔父は「単独露出計を使えばええやん」って言うし、

実際露出計を持ってるんですが、

あれはあれで使うのが面倒。

一枚の撮影にじっくり時間の取れるスタジオなら兎も角、

外出時にお散歩気分で撮影、なんてとても無理です。


4 ファインダーがウエストレベルファインダー

SQにはウエストレベルファインダーがついてます。

一眼レフでおなじみのペンタプリズムファインダーと違い、

上から覗くタイプのファインダーです。

その像もペンタプリズムファインダーと違って、左右が逆像になってます。

つまり、非常に使いづらい。

これもスタジオ向きの原因の一つですね。


結論としてこのカメラは三脚に据え、

じっくり被写体と取り組んで撮影するカメラであるんですよね。

自分みたいに外に持ち出して感性のままに撮影するのには、

あまり向いてないようです。

たまに「撮影してみたいなぁ」と思う事がありますが、

やめておいた方が無難ですね。

自分はカメラの想定ユーザーじゃないようですし。






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