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今日の気分はこの曲


Vol.10 「ハロー・グッドバイ」

アグネス・チャン

1975年12月10日、「冬の日の帰り道」のB面として発表された曲。

作詞はかぐや姫の「神田川」で有名な喜多條忠、

作曲はオースマン・サンコンの「アフリカの女」で有名な小泉まさみ。

B面だけどそこそこ豪華なメンツである。

冒頭に出てくる「紅茶のおいしい喫茶店」にはモデルがあって、

当時南こうせつの実兄が大分でやってた喫茶店だそうな。

でもその喫茶店の名前にも、元ネタが。

ビートルズが1967年11月に発表した、「Hello Goodbye」なんです。

SGT.ペパーズの衣装でよく演奏出来るなぁ。

プレスリーみたいに、かなり重い筈なんだけど。

ちなみにシングルのB面は、あの問題作の「I Am the Walrus」。


話をアグネス・チャンの曲に戻しまして、ホント、何故B面なの?

正直A面の「冬の日の帰り道」より良い曲だと思うんだけどなぁ。

アグネス・チャンらしいと言えば、A面であるコッチの方になるんだけど。

スタッフは守りに入ってたのかなぁ?

ここは攻めて欲しかったところですが。

まぁ今更どーこー言ったって、結果論にしかならないんですけど。


カバーですが、柏原芳恵のバージョンが有名ですけど、

その前に讃岐裕子がカバーしてます。

タイトルが「ハロー・グッドバイ」から「ハロー・グッバイ」になり、

二番の歌詞の一部が変更されてます。

オリジナルと柏原芳恵のバージョンに挟まれて埋もれた存在ですが、

結構良い感じですね。

声が爽やかで、透明感があって。

ただ、やっぱり「何か」がちょっと物足りないんですよね。

ナベプロ所属だったのに売れなかったのは、そういう点だったのかな?

で、オリジナル以上に有名な柏原芳恵のバージョン。

やっぱりオリジナルや讃岐裕子のバージョンにはない、

「何か」がありますね。

カリスマ性かなぁ?

もっともそれの正体が分かれば、

自分でも売れっ子プロデューサーになれるんでしょうが。

しかし2012年の映像ですが、体型を維持してて凄いなぁ。

さすがプロフェッショナルですな。


という訳でアグネス・チャンの名曲、

「ハロー・グッドバイ」についてでした。


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