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K200D


2008年2月22日、

ペンタックス株式会社(現:リコーイメージング株式会社)より発売。

有効画素数1020万画素のAPS-CサイズのCCDを搭載した一眼レフ。

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自分が買ったのは、2021年の2月。

いきさつは、↓に書いてあります。


さてさて、一年ほど使用してみての感想ですが、

やっぱりCCDセンサーの濃厚な色合いは良い!


デジタルカメラのセンサーは、光を三種類の素子で受け止めて、

電気信号に変換し、増幅器で増幅して出力しています。

三種類は光の三原色、赤と青と緑ですね。

CCDセンサーは素子で出来た電気信号を、一括して増幅してます。

対してCMOSセンサーは素子毎の増幅器で、電気信号を増幅しています。


今の主力がCMOSセンサーなのは、消費電力やフレームレート、

機能や価格など殆どの点でCCDセンサーより優れているからです。

しかしCCDセンサーには、

CMOSセンサーに対して唯一にして最大の利点があります。

色が鮮やかに表現される事です。


特に植物を撮ると、そう感じます。

PENTAXって元々、

「他のメーカーより緑が鮮やか」

って言われてますからねぇ。

それがCCD機の雅モードで植物を撮ると、MAXブースト状態です。

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ちなみにCMOS機のK-3で撮影すると、こんな感じに。

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人によって好みはあると思うのですが、

濃厚なとんこつラーメンのスープのようなK200Dの色

クセになったらなかなかやめられませんよ!

猫もこのように濃厚な色合いに。

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ハチワレの白と黒のコンストラスト、

特に黒の濡れたような質感はCCD機ならではだと思います。

更に黒猫を撮ると、差が出てきます。

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堪らないほど黒ですね。

結構綺麗に出ないんですよ、黒猫の黒って。

それがしっとりと出ています。


あとバッテリーグリップが便利ですね。

縦位置撮影がラクになるし。

エントリー機だったのにバッテリーグリップが設定されていたのは、

本当に素晴らしい点だと思います。

ただバッテリ-グリップに調整ダイヤルがついていない点は、

ちょっと不便だと思います。

そこら辺はエントリー機だったせいなのかなぁ?


結論として数多くの欠点はありますが、

自分にとってK200Dは好きなカメラだという事です。

・高感度が弱い

・連写速度が遅い

・モニター撮影が出来ない

・動画撮影が出来ない

などと欠点を言い出したら、キリがないくらいありますけど。

上記の欠点はありますが、

それを承知の上で購入する価値のあるカメラだと思います。

今ならまだ程度の良いタマでも、中古価格は高騰していませんし。

CMOS機をメインカメラとして所有していて、

「CCD機ってどんな色を出すんだろう?」

とか

「毛色の変わったサブカメラが欲しいなぁ」

と思ってる人、手に入れるなら今ですよ!

まだ間に合います!

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