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飛び出せ!佐久間探検隊



第三十八回 びっくり!神社の中に踏切が!!


ドモドモ。
佐久間探検隊の隊長、佐久間ディックです。

みなさんは神社の中にあるモノといえば、

何を思い浮かべますか?

鳥居や狛犬、灯篭やお賽銭箱などが多いと思います。
しかし

神社の中に踏切がある神社

が実在するんです。
探検隊はその目でそれを確かめるべく、
近鉄南大阪線の駅に降り立ちました。




降り立ったのは土師ノ里駅。
普通と準急が停車する、対抗式ホームが上下1面ずつ計2面の駅です。




自動改札機は3台。
うち1台はICカード専用となってます。




改札口を出て駅舎を見てみます。
小さいけれど清潔感がある駅舎ですね。




駅舎を出て右手にある、土師の里交差点。
駅名は片仮名の「ノ」ですが、交差点名は平仮名の「の」なんですね。
南大阪線と平行しているのは、大阪府道・奈良県道12号 堺大和高田線
長ったらしいのでみんな「ヤマタカ線」とか、「ヤマタカ」と呼んでます。
その名の通り堺と大和高田を結ぶ、幹線道路です。




そのヤマタカ線を堺方面に進むので、交差点を渡ります。
もちろん、信号が青になってから渡りましたよ。





交差点を渡った先は、下り坂。
土師の里交差点が、坂の頂上になってます。




しばらく歩くと、南大阪線とはお別れ。
線路は左へと進んでいきます。




線路と別れて少し歩くと、信号のある交差点が。
分かりにくいけど、この交差点を左折します。




分かりにくいので、もう一枚。
青い自販機の方へ進むこととなります。




左折すると、こんな感じの道に。
いかにも住宅街、といった雰囲気ですね。




しばらく進むと、道は下り坂に変わります。
結構クルマの通行量が多いので、歩道からは出ない方が良いと思います




下り坂が終わり、道が細くなろうとします。
脇の細い道からもクルマが結構出てきますよ。




道が細くなる地点にあるのが、澤田八幡神社
江戸初期に誉田八幡宮から勧請されました。
これはこの地の沢田村が太閤検地で誉田八幡宮の神領となっていたから。
その後配置替えとなりましたが、住民の希望で勧請されたそうです。




境内には、立派な鳥居と灯篭があります。
そしてその鳥居を潜り抜けると...




境内に踏切があります!

警報機や遮断棒もちゃんとある、立派な第一種踏切です。
なんかシュールな風景ですね。




もちろん、ちゃんと電車も通ります。
通る電車は、さっき乗ってきた近鉄南大阪線
もちろん通勤電車だけでなく特急電車やさくらライナー、
観光列車の青の交響曲も走ります。




踏切の名前は、藤井寺第七号踏切
南西の隅にそれを表す標識があります。




踏切道から土師ノ里駅方面を見たところ。
緩やかな上り坂になっていますね。




こちらは大阪阿部野橋駅方面を見たところ。
こちら側も少し先でカーブになってます。




踏切を渡った先から鳥居方向を振り返ったところ。
ちょうど電車が通りかかってます。

境内に踏切がある理由ですが、
集落や古墳(現地は古市古墳群がある場所です)を避けて通る為のようです。
近鉄南大阪線の前身である大阪鉄道が布忍駅-道明寺駅間を開通させた、
1922年当初からこうなってます




踏切を渡った先には、拝殿とその奥に本殿があります
しかし本殿を直接見ることは出来ません。




拝殿はかなり年季の入った建物。
1655年11月付けの棟札や、1777年付けの棟札があるとの事です。




境内を散策していると目についた看板。
どうやらだんじりを納めた小屋のようです。
それで一つの疑問が。

広いとは決して言えない境内から、

どうやってだんじりを出し入れしてるのだろう?

色々見渡してみても、さっぱりわかりません。
頭を抱えていると、ちょうど地元の方が通りかかりました。
これ幸いと尋ねてみると、驚くべき事実が判明しました




まず、だんじりは踏切を渡ります。

これは盲点でした。




しばらく進むと、右折します。

ちゃんとだんじりが通る道は舗装されてます。




そのままだんじりは神社の外に出て、左折します。

いやぁ、だんじりが神社の外に出てたなんて、想像の範囲外でした。
しかし急カーブですね。
曲がるのは結構大変なように思います。




上の写真に写っていた木が、灯篭の横の木になります。
そして玉垣石の外を進む、という感じに。




そしてこの狭い道をだんじりは通って行きます
クルマ一台分くらいの道幅。




そして神社の横に出てくるのでした。
お気づきでしょうが今年のだんじり祭りは、10月7日~8日。
見物に行くのも良いかも。




と言う訳で境内に踏切がある、澤田八幡神社の探検レポートでした。
探検隊が感じたのは、「不思議な空間だなぁ」ということ。
最初はシュールに思うのですが、見慣れてくるとクセになります。
腰を据えて鉄道撮影をするのも良いかも。
そう思う探検隊なのでした。

「びっくり!神社の中に踏切が!!」

おわり。

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