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今日の気分はこの曲


Vol.27「Papa's Got a Brand New Pigbag 」

Pigbag

ピッグバッグってバンドの名前はちーっとも知らなくても、

曲を聞いたら知ってる人が多い伝説の名曲です。

リリースされたのは、1981年5月。

Yレコードが発売元で、今や伝説となったラフトレードが販売元でした。

タイトルはジェームス・ブラウンが1965年にリリースしたヒットナンバー、

「Papa's Got A Brand New Bag」のパロディ。

カバーという記述もありますが、全く違うのでカバーではないと思います。

本国イギリスで火が付いたのは、サッカースタジアムから。

ポール・オーケンフィールドによってリミックスされたバージョンが、

「Reach Up (Papa's Got a Brand New Pig Bag)」として、

ミドルスブラFCのリバーサイドスタジアムで流されたのでした。

日本ではホンダのスクーター、リードのCMから。

あとビートたけしの番組、「気分はパラダイス」でも使われてました。


サウンドの特徴は、なんたって暴れまわっている怒涛のホーンセクション。

そしてそれに火を注ぐような連打のパーカッション

で、クールなベースラインが全体を引き締めてます


ピッグバックは1980年にクリス・ハムリンによって結成されました。

セッションを重ねて実力を身に着けていたところに、

ポップグループを脱退したサイモン・アンダーウッドが加入。

そして上記の通り1981に本曲をリリース。

しかしその頃ハムリンはバンドを脱退してしまいました。

1982年4月にファーストアルバム「Dr.Heckle and Mr. Jive 」をリリース。

同時に本曲が再ヒットしました。

その後セカンドアルバム「Lend An Ear」を出したりしましたが、

音楽性の違いにより1983年4月28日のライブを最後に解散しました。


カバーですが、まずはジムクラックスによるカバー。

見事にSKAへと変わってます。

でもSKAにもホーンセクションは必要不可欠なので、

違和感が全くありませんね。

次はロウブロウズによるカバー。

こちらもエレクトロ・ミュージックに解釈されてます。

でも個人的には不思議な感じですね。

エレクトロ・ミュージックとホーンって違和感があったから。

次は定番とも言えるサンダーパスによるカバー。

オリジナルのホーンセクションをシンセに置き換えて、

ノリの良いダンスナンバーに仕上げてます。

オリジナルの良さが生きてますね。


という訳でピッグバッグの名曲、

「Papa's Got a Brand New Pig Bag」についてでした。


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