飛び出せ!佐久間探検隊
第二十八回 大阪第三の空港は今!
ドモ。佐久間探検隊の隊長、佐久間ディックです。
大阪で空港と言えば、ほとんどの人が関空か伊丹の名を挙げると思います。
飛行機に搭乗する時にお世話になる、大事な場所ですからね。
でもちょっと待ってください。
忘れられがちですが、大阪にはもう一つ空港があるんですよ。
その名は八尾空港。
でも「行った事ないよ。」、そんな人が多いと思います。
そこで探検隊は八尾空港の今を探検する為、
大阪メトロ谷町線の終点、八尾南駅に降り立った。
八尾南駅の改札口。
大阪メトロ第三の路線のターミナルとしては、少々寂しい感じ。
まぁ大阪市外だから、仕方ないのかも。
改札を出た先にあった、案内図。
この地図を見る限り、駅から八尾空港まではすぐのように思える。
この考えは間違ってなかったが、大事な点を見落としていた。
八尾南駅と八尾空港、かなり巨大な施設である
このミスが後々色々響くことになろうとは、
探検隊はこの時点では想像さえしてなかった。
改札を出た先を左に曲がり、通路を進む。
時刻は朝の9時を少し過ぎた頃。
しかし通路は既にガラ~ンとしている。
やがて丁字に交わる通路に行き当たり、右折する。
2番出口を出る事となる。
右折した先は、緩やかなスロープとなっている。
これだと車椅子でも安心して通行出来ますね。
欲を言えば、屋根もあったら完璧なのだけど。
スロープを降りた先は、ごく普通のアスファルト道路。
ただしここは自転車が通行可能なので、注意する必要が。
しばらく進むと、信号のある交差点に辿り着く。
交わる道路は府道2号線。
結構クルマの通行量が多い。
信号を渡り、左折した所。
直ぐに右折をする。
右折の角には八尾空港の銘が彫られた石板が。
いよいよここから空港への道になる。
ひたすら真っすぐ続く道。
9月で薄曇りの日とはいえ、そこそこの暑さ。
歩いていると汗が流れてくる。
空港の案内看板。
とは言え、立ち止まって眺める人はいない。
だいたい、歩いている人が皆無に近い。
少し歩くと交差する細い道が。
実は後々この道が重要なポイントになる。
その先には小さなゲートが。
ここから八尾空港の敷地という事だろう。
近くにはそれを示すように、小さな看板が。
やっとここからが本番。
相変わらず細いが、ちゃんと整備されている歩道を歩く。
もうここまでかなり汗が流れていた。
途中にあった案内板。
うっすらと隊長の姿が写ってるのはご愛敬。
途中、カーブを右に曲がる。
ここから右手に航空関連の会社が並び始める。
今歩いてるのが空港という事を痛感した。
カーブを曲がった先は、相変わらずの細い歩道。
ただ会社があるので、歩道沿いにジュースの自販機が。
もちろん買って一休み。
一口に航空関連と言っても、様々。
お堅い感じの会社もあれば、このようにお洒落な感じの会社も。
高級スポーツカーが停まってる会社もあった。
道路の北側にあった謎の施設。
大阪航空局の名での注意看板があるので、
空港の設備である事は間違いないはずなのだが。
まだまだ続く直線道路。
なんだか嫌になってくる。
遊覧飛行や免許取得がメインの会社。
放送飛行ってのは
「スーパー〇〇、本日大セール!」
とかの広告をスピーカーで流しながら、飛行することですね。
昔はそこそこあったけど、最近はあまり聞かれなくなったなぁ。
歩いて行くうちに分岐点へ。
左へ行くと斜めの滑走路の方へ行くみたい。
分岐点の先にある消防署。
空港の火災への対応じゃなくて、ヘリで消火をする部署です。
出初式での空中消火でお馴染みですね。
消防署を過ぎると、滑走路のフェンスが。
滑走路へは、当然立入禁止。
安全上当たり前ですね。
右側には、八尾空港の事務所などが。
言わば空港の中枢部になる。
八尾空港は1933年、阪神飛行学校によって開設された。
1940年から陸軍の統制下に置かれ、戦後はGHQに接収された。
日本政府に返還されたのは、1954年。
1955年に日東航空が白浜への路線事業を開始し、
1960年に八尾飛行場と改称され、
全国初の民間空港として供用開始された。
来年で開設90年になるから、結構昔からあるんですね。
小さいながらも纏まった、ターミナル
1984年に供用開始された。
当然ながら保安上重要な場所なので、立ち入り禁止。
見学用のデッキとかあれば、需要があると思うのだが。
さて、このまま終わりにして帰宅しても良いのだが、
やっぱり飛行機の写真がないと寂しいモノ。
そこで撮影地まで移動する事にして、来た道を戻り始めた。
また地獄のような歩道を歩きつつ、沿線の会社を外から見学。
こちらは遊覧飛行の会社でしょうか。
こちらは航空写真専門のようですね。
そーいえば小学校の時、航空写真を撮影するので校庭に並んだなぁ。
汗を滝のように流しつつ、ゲートを出て先程の交差点へ。
ここを左折する。
左折した先は、丁字路。
ここをまた左折する。
左折すると、また分かれ道。
今度はここを右折する。
右折した先は、工場が集まった地区のよう。
たまに自販機で飲料を買って休憩しつつ、歩き続ける。
小さな川がある交差点を左折する。
道は細いけれど、意外と交通量は多い。
川沿いにしばらく歩く。
ここまで来ると、足にもダメージが。
駅から考えると、そこそこの距離を歩いたことになる。
やがて小川を挟んで滑走路の隣へ。
この時点でかなりヘロヘロに。
滑走路の方を向くと、こんな感じ。
向こうに見えてる建物より先から歩いてきたのだから、
ヘロヘロになるのも当たり前である。
ここまで来ると、離着陸をする飛行機が見える。
こういう上翼式で固定脚の小型機を見ると、
ガキの頃に見た某特撮番組を思い出すなぁ。
途中でホンダZが2号として出てたな。
だいたい、この辺りが撮影ポイントになる。
ただ思いの外通行量があるので、撮影時には注意が必要。
レンズを望遠に換えて、撮影してみる。
いやぁ、結構難しいモノですね。
ジャン〇ーグA、もとい小型上翼機も撮影してみる。
やっぱり難しいですねぇ。
でも楽しかった。
時間が早く過ぎました。
APS-C機で300㎜くらいの望遠ズームがあれば、
色々楽しめると思います。
ただくれぐれも公道からの撮影になるので、
通行する人やクルマの邪魔をしないようにしたいですね。
「大阪第三の空港は今!」
おわり。
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