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欲しいカメラ その4
なんか久しぶりですね。
その間に予告もなくPENTAX K200Dを購入してたりしますが。
一眼レフも良いのですが、思った以上に頼りにしてるのがOptio I-10。
noteを見ても、撮影した画像が多くなってます。
シャツの胸ポケットに入るし、
「あ、良いな」って思ったらスグ取り出して撮影出来るし。
メモ代わりに重宝してます。
デザインも可愛いし、人物を撮影してもモデルに威圧感を与えない、
素晴らしいOptio I-10にも欠点はあります。
何よりも画質ですね。
約1210万画素のCCDとはいえサイズが1/2.3型。
コンデジでは主流ですが、
一眼レフのAPS-Cとはお話にならない程小さいんです。
さらにレンズの性能も良いとは言えないから、
かなりの開きが一眼レフとはあります。
たまに
「持ち出す手間を惜しまないで、一眼レフで撮影すれば良かった」
と後悔することも。
そこで色々考えるワケですよ。
金策のアテはないけど。
今使ってるのがPENTAXということもあり、
興味を引いたのが親会社のリコーのGRシリーズ。
スナップシューターとして定評のあるシリーズです。
特に最新のGRⅢは手ブレ補正も付いてますし、使い勝手が良さそうです。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gr-3/
でも如何せん価格が高価すぎます。
公式ストアで12万3500円、価格.comでも8万5000円ちょいです。
ちょっと気軽に購入しようか、って感じじゃないですよねぇ。
そこで色々探してみて、「良いなぁ」と思ったのが、FUJIFILMのXF10。
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/xf10/
先日新品のメーカー出荷は終了しましたが、
在庫分がお店にはあるようです。
価格.comで4万2000円と少しですね。
中古はそれを考えると高めの、3万3000円前後より。
良いカメラでしたが、売れなかったみたいです。
特徴は2424万画素のCMOSセンサーの搭載。
一眼レフのセンサーとしても十分な性能です。
Optio I-10と比べるまでもなく、高性能。
そしてそれを生かすF2.8、28ミリ相当のフジノンレンズ。
フジノンレンズってフィルム機全盛の昔から、
安くて性能が良いのに定評があるんですよねぇ。
そしてFUJIFILMお得意の、フィルムシミュレーションも搭載してます。
これは撮影モードを、フィルムの名前に置き換えて表現したもの。
フィルムってメーカーや製品によって、発色などに個性があったんです。
ベテランの方なら「ベルビア色」なんて言葉があったのを、
記憶してるかも。
早い話、フィルムのクセですね。
それを撮影モードで再現したモノなんです。
ただ撮影するだけでなく、画面の作り込みなどにも重宝しそうです。
でもXF10にも欠点はあるようで。
まず手ブレ補正が搭載されていない点。
これはライバルのGRⅢの方が、おかしいと思います。
全体がポケットサイズでAPS-Cサイズのセンサーを搭載してるのに、
手ブレ補正有りなんですから。
これは早くからボディ内手ブレ補正を実現していた、
子会社のPENTAXの技術のおかげだと思います。
それと同じFUJIFILMにX100シリーズという、高級コンデジ機があること。
これはXF10自体の問題ではないのですが、
売れ行きにはかなり影響があったと思います。
そりゃX100シリーズとは値段に差はありますが、
APS-Cサイズのセンサーと28ミリ相当のレンズという構成は同じですもの。
形が同じだけで実際には性能の差があるとは思いますが、
一般的にはわかりにくい。
シロウトには差が分からないと思います。
しかもお値段が高い分、
X100シリーズの方がカメラらしいデザインで、高級感があります。
これなら
現金でXF10買うより、それを頭金にしてX100シリーズを買おうか!
って事になりますね。
カメラなんて普通はポンポン買う代物じゃありませんから。
つまり
28ミリ相当のレンズを搭載したAPS-Cサイズのセンサーのカメラ
この時点でXF10の商業的失敗は、運命づけられてたと思います。
早い話、X100シリーズとの住み分けが出来て無かったんですね。
まぁこの話は、あくまでもFUJIFILMさんの社内的事情。
もし同じようなスペックと値段のカメラが他のメーカーから出てたら、
その機種はベストセラーになってただろうと思います。
ある意味悲劇のカメラなのですが、
それ故これからの値下がりにも期待出来そうです。
狙い目のカメラですね。
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