飛び出せ!佐久間探検隊
第十九回 高師浜線のいま
ドモ。佐久間探検隊の隊長、佐久間ディックです。
前回、休止中の高師浜駅へ行ったのですが、駅舎が健在で安心しました。
そこで、ふと疑問が。
「唯一の中間駅だった伽羅橋駅はどーなってるの?」
そこで探検隊は高師浜線に沿って羽衣駅まで歩いてみることにした。
高師浜駅付近の線路は、高架化されてます。
実は高架の下には、地上駅時代のホームが眠っているそうです。
西側から見た高師浜駅舎。
小さいながら、纏まったデザインですね。
営業再開する日が待ち遠しいです。
駅舎とホームは階段で連絡、という事になってます。
当初の計画では取り壊す予定だったのを残したので、
違和感があるのは仕方ないですね。
駅の区画が終わった高架下は、貸ガレージとなってます。
家主はもちろん、南海電気鉄道株式会社。
その証拠の古びた看板。
かなり年季が入ってますね。
しかし借りたい時はどこに申し込むのだろう?
まさか難波の本社に直接電話するのかな?
それともどこかの有人駅で申し込むのかな?
ご存じの方、ご教示下さいませ。
暫く北へ進むと、線路とはサヨウナラ。
線路沿いの道がないので、そのまま直進します。
さらに進むと突き当たるので、右折します。
曲がった先も、のどかな住宅街ですね。
突き当りを右折します。
この道路は大阪府道204号堺阪南線。
正式名称はこれなのだが、地元の住民は「旧26号線」と呼びます。
1983年に新道として第二阪和国道が開通する前は、
ここが国道26号線だったからである。
すぐに現れるのが、伽羅橋の交差点。
お別れしていた高師浜線も、再び姿を現します。
横断歩道を渡り、東へ進んで行きます。
横断歩道を渡り、東へ進んで行きます。
道は狭いけれど、交通量はそこそこ多め。
安全に注意しながら、歩きます。
高師浜線の高架橋までやってきました。
高架橋の上にはおじさんがコンニチハ。
工事の関係者のようです。
高師浜線の高架下には、小さな商店街が。
駅への近道になりそうなので、入ってみます。
商店街を入ると、年季の入った看板がお出迎え。
旧社章なのが泣かせます。
あと少しで伽羅橋駅というところで、通行止め。
高架工事の為に場所を開ける必要があるからです。
だいたい、他に土地があって高架工事が出来るなら、
運行休止なんかせずに工事を出来ますね。
そこで北へ向きを変えて進みます。
駅前とは信じられないくらい、のんびりとした雰囲気です。
途中で道は細くなりますが、ここで右折します。
暫く進むと、またどん突きに。
右折します。
右折してすぐに高師浜線と再会します。
現在の高架橋には、足場が組まれてます。
取り壊して新しい高架橋に変わるのかな?
高架を潜った先にある、工事の案内看板。
本来あった伽羅橋駅前からの道が閉鎖され、
高架工事の為の場所として使われていることがわかります。
工事が行われてる西側に対し、東側はまだ殆ど手付かずのまま。
高架橋の線路や架線は撤去されてるようですが。
最初の角を東へ曲がると、また住宅街の中の道が。
道が二股に分かれてるので、右へ進みます。
高架化された南海本線に出てきました。
黄色い柵は羽衣4号踏切の跡地。
取材日は8月末でしたが、廃止後3か月で既にに警報機は撤去されてます。
じきにここが踏切の跡地だと分からなくなるかも。
踏切跡を通り、小さな小川を渡った先で左折します。
ここも閑静な住宅街。
今までと比べると、やや庶民的なようです。
信号の交差点を渡り、左折します。
しばらく歩くと、羽衣3号踏切の跡地に。
ここから北の高架下は、高師浜線代行バスの専用道となってます。
一般車両は入れません。
警備のおじさん、お仕事ご苦労様です。
踏切跡の南東側。
鉄塔のある施設を挟むような形で、
南海本線から高師浜線は分離していました。
線路は既に跡形もなく消えています。
高架化工事前の写真。
高師浜線は踏切のすぐ南から築堤になってました。
また分岐のカーブも急だったようで、
脱線防止用に角度がつけられていました。
西北の踏切跡から羽衣駅を見た風景。
駅には高師浜線ホームの予定地も見えます。
高架化工事完成後は現在黄色いショベルカーが停まってる場所を通って、
高師浜線の高架が通る事になりそうです。
踏切跡の先にある小道を右折します。
ここものんびりとした住宅街。
自動車通行禁止の看板の先には、羽衣小学校と小川がありました。
小川を渡った先で右折します。
すぐに高架化前の羽衣駅跡地にぶつかります。
せっかくですので、羽衣1号踏切がどーなってるか見てみましょう。
ここが羽衣1号踏切の跡地です。
ここも既に警報器は撤去されてます。
踏切跡地西側からの風景。
遠くに警備のおじさんが立ってるのは、高師浜線代行バスの専用道路です。
踏切跡地の東北側から見た、旧高師浜線ホーム。
ここも近いうちに姿を消すのでしょうね。
現役時代の写真。
車止めのあった場所が、
現在赤いショベルカーが停まってる場所になりますね。
踏切跡地の西北側からの風景。
ズバッと切断されたように見えるのが、先程の高師浜線ホーム予定地。
とまぁこーして高師浜線に沿って歩いてみましたが、
印象的だったのは工事の進み具合。
休止からまだ3か月しか経ってないのに、思いの外進んでいるのですね。
3年で完成させる必要があるから、当然と言えば当然なのですが。
またこの風景も一過性の物で、
何か月か経ったらすっかり変わってしまっているのでしょうね。
半年後ぐらいにまた訪れてみるのも良いかも知れない、
探検隊はそう思いながら現地を後にしました。
「高師浜線のいま」
おわり。
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