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男女CP推しオタクを探して三千里

こんにちは、さいころです🎲
今回は今までとガラッと雰囲気を変えて、ちょーっと、いやだいぶオタクな話をしていこうかと。
僕ね、創作やってるんですよ。オリキャラ作るタイプのですね。それがメインなんですけど、元々はこう……オタク!って感じの二次創作とかも見たり手を出したりしてましたね。あんまり男性でそれやってる人いないんですけどね(これについては後述)
それで。

僕ね、男女CPが好きなんですよ。

こう言う話をすると、現実のジェンダー論みたいなのと絡む可能性があってほんとはあんまりしたくなかったんですけど、別にそちらの方を否定しているわけでは微塵もないので、ご理解いただきたいです。恋愛は自由です。各人がやりたいようにやるべきだと思っています。
そして、それとは別に創作物を作ること、また推すことも自由であるべきだとも思ってます。
いや、ただそれだけなんですけどね、周りのオタク見回して、あちこちTwitterとかpixivとか見て、思ったんですよ。

男女CP推し少なくない?

夏、お祭り系シチュがふと見たいと思ってTwitterで「夏祭り」と検索したある日。目の前にずらっと出てきたのがBLやGLの版権CPの数々。あれっ。男女CP推し、どこへ行ったの。稀にはいるんですけど、どちらかというと「夢女子」。片方の顔が隠されてて見えなかったりモブ注意です!とか言われてたり。ならpixivはどうか!と思ったんですが、pixivさん、タグ検索なせいで固定のシチュエーションだけを探す、ということが非常に難しい!!!ムシムシっとした空気感の中、1人スマホを見つめながらモヤモヤしたものを抱えていた思い出がありました。

で、なんでなのか。まず思ったのが、流行りのいわゆる「オタクコンテンツ化しやすい作品」見回しても大体「ほぼどっちかの性別のキャラしかいない」んですよ。男性向け〜!!なら女の子しかいないし、女性向け〜!!だったら男の子しかいないし。んで視点キャラだけ別の性別。そういうジャンルになると、CPオタクができることは二つ。
① 主人公とキャラクターのCPを作る
② キャラクター同士のBLGLを見る。

こうなるわけです。「①って男女じゃんいーじゃん」とか言われそうですけど、それは夢系統の創作じゃないですか。それはそれで好きですし、需要あるのもわかるんですけど、いや僕が求めてるのはそれじゃないんですよね、②のオタクの皆さんが普段カップリングしているように、僕も男女CPでやりたいんですよ。それだけです。
やっぱりね、違うんですよね、あんまり人格のない主人公(身代わり)とキャラクターとの間の恋と、人格性格過去があるキャラクター同士の恋愛ってやっぱり違うわけで。そういうことを考えるとうーーん、、ってなってしまうわけですね。

「じゃあ、男女両方出てくるコンテンツに行けばいいじゃん、少年漫画とかそうじゃない?」
おっしゃる通りです。ですが、そうなんですが、

腐女子、どこにでもいる……

そもそも「夢」系の女性向けコンテンツでもなく、あくまで思春期の少年少女へ向けた作品であるはずの少年漫画なんですけどー、見渡す限りの腐女子。いやー、凄いですよね。スポーツ漫画は確かに片方の性別のキャラばかり出る、みたいなのになりがちなのは分かるんですけど、そうでないような作品、ましてや公式CPが男女間で立ってるような作品でも元気すぎる腐女子さん。なんなんすかほんと……もちろん。GL、百合の方もジャンルによっては盛況ですね。男性キャラの方がメインで描かれがちな少年漫画なので、母数としてはそこまででしょうか。
とはいえ、天下の創作サイトpixiv、検索避けするのが難しい!固定でCP名入れて追えればそりゃいいんですけど、まずジャンル入ってちょっとpixiv覗こうかな〜と思ったらまぁ高い比率の腐向け作品が。
しかも自分は男女CP推しなので、男性キャラも個人タグ検索するんですよね。そしたら飛んでくる飛んでくる。腐タグで自衛されてる方もたくさんいるんですけど、いるんですけど、それでも腐向けが飛んできます。地雷っていうわけでもないんですけど、(むしろ公式がBLGLルートの作品はそれ以外見れないまであります)いやつらいな〜、って日頃思ってますね。

じゃあどこへ行こうか。見つけた。

そうだ、

少女漫画に行こう。

少女漫画。少年漫画と違い、基本が恋愛ベースなことが多いんです。だから、いわゆる「公式が最大手」。それに、全てがそうなわけではないけど、男女CPがテーマなことが多く、上記の要素からあんまり腐女子が関わりにくい。強い…!ここがユートピアなのか…!
ただ、僕は男性でした。
世間的に少女漫画に男性が触れるタイミングは「実写映画化され、それを恋人とともに見に行ってそのあと二人の仲を深める」こと。
別に実際の女の子との仲を深めたくて見てるわけでもないですし、一緒に行ける人間も隣にいなかったんですよね。そうなると、ただ純粋にCPを推しに行くには、ハードルが高い。
だけど。今はスマホで誰にも知られずに漫画が読めます。映画も朝一番の上映にいけば、人もまばら。しかも、どちらもレンタルするという手も存在します。何も問題はない、はずだったのですが……

そこでとある少女漫画原作の映画を見ました(noteの書いてる時期的にあの作品です)、男女何人かの関係が拗れて惑ってやっとカップルになるそのストーリーにすき……という気持ちが溢れました。そうですよ、これが見たかったんですよ。それで、ワクワクしながら帰ってpixivをね、調べてみたんですよ。そしたら。

100件もない。

オタク!!どこへ行ったんだよオタク!!
くっ……いない……オタクがいない……
過疎ジャンル?いやそんなはずはない。レンタルビデオ店ではランキング上位を占めていた作品でした。何が起きているのか。そう、そこにはオタクがいませんでした。まず男性は先程述べたように「萌えを供給するために見る人間がほぼいない」。男性でこのジャンルに触れてるのはオタクとはむしろ無縁のリア充たち。打って変わって女性。同じようにオタクとは無縁の層が見ているのが多いとはいえ、少女漫画だ、きっと少しばかりは見てるだろうと思っていました。とはいえ、この少なさ。衝撃的でした。
イラストは個人を描いたもの、CPを描いたものなど多岐にわたりました。しかも、実写映画化をした作品だったので、キャラクターというより実写の俳優さんを描いたものも多く、ぐぬぬ、という感じでした。しかし、最も衝撃的だったことはこれではなく、
CPを描いたものでもCPタグがない。つまり
「カップリング文化自体が存在しない」
ということでした。もはや別の世界。小説になると、カップリング二次創作!って感じのものが数件は見られたんですが、その中に
「その少女漫画の設定関係をパロった別ジャンルキャラの腐向け作品」
がありました。パロディクロスオーバーもpixivだとちょいちょい見かけますし、許容される範囲かな〜とは思うのですが、その少女漫画に触れて創作したいな〜!と思ったことが別の作品の創作、だったというのが……不思議でした。
別の超大手少女漫画を訪れると、ある程度は見ることができました。(1500件ほど)そうなると、まだオタクはいるのかもしれません。ただ、「アニメ化、実写化にも成功し何年も連載を続けた作品」で1500件。これは……いったいどういうことなのでしょうか。

結局、男女CP好きなオタクってどこにいるの?少年漫画ジャンルにひっそりいるの?

悩みました。でも僕と同じような人間はいると思っていました。BL、GLを推すように、男女CPも推したっていいじゃないですか。みんなどこに行ったのでしょう……

あ、見つけた。

#創作男女

ここだ。ここにいたんだ。一次創作。僕もやってます。自分のやりたいことをやるにうってつけのスペース。ここで自由に羽広げてたんだな〜、と思い少し嬉しくなりました。どっちかというとハッシュタグをつけない方が広く見れますね。中には5万超えのいいねを取ってるものもあり、ああまだ同士はこんなにもいるんだなと思わされました。まだ生きていける。世界は幸せである。

というわけでなんとか生命を維持できた男女CPオタクのさいころでした。またどこかでお会いしましょう!!

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