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明日話したい「同心梅」の意味

同心梅とは

中国の漢代、長安西方の上林苑にあったという七種の梅の中の一つ。二つの花が心(しん)を一つにした形で、夫婦の愛を表現するという。同心。

https://kotobank.jp/word/%E5%90%8C%E5%BF%83%E6%A2%85-2066392

先日読んだノースライトという小説に「同心梅」という言葉が出てきました。

ノースライトについて

作者:横山秀夫

作品紹介

北からの光線が射しこむ信濃追分のY邸。建築士・青瀬稔の最高傑作である。通じぬ電話に不審を抱き、この邸宅を訪れた青瀬は衝撃を受けた。引き渡し以降、ただの一度も住まれた形跡がないのだ。消息を絶った施主吉野の痕跡を追ううちに、日本を愛したドイツ人建築家ブルーノ・タウトの存在が浮かび上がってくる。ぶつかりあう魂。ふたつの悲劇。過去からの呼び声。横山秀夫作品史上、最も美しい謎。

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/668622/A002775251/

「おれとあいつは同心梅なんだよ」

これは、小説内に出てくるセリフです。
主人公が所属する建築事務所のボスが放った言葉。

「あいつ」とは、同じ事務所の事務員の女性のこと。

建築家の話が表のテーマだとすれば、
裏テーマとして夫婦のあり方も繊細に描かれている作品でした。

一心同体。

1つの心に2つの花が咲く。

シンクロ。

映像作品もある!

ノースライトはU-NEXTで配信されています。

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小説をそのまま映像にしており、
実写化のお手本のような作品で、感動してしまいました。

個人的には小説→映像の順で見るのがおすすめです。

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