#45 重要事項説明のオンライン化
ついにきました。不動産業界にもオンライン化の波が。
不動産の売買をする際に『重要事項説明』というものがあります。
この不動産はこれぐらいの大きさですよー、こういう法律を受ける地域ですよーといういわゆる対象不動産の【説明書】の読み合わせみたいなイメージです。
この重要事項説明書は宅地建物取引士の資格を持っている人じゃないと説明しちゃダメ。もちろんですが虚偽の説明はダメ。取引上、説明しないのもダメ。高額な不動産の取引なので消費者を守るためとしては当然ですね。
ちなみに上記の宅建業法に違反すると当事者、法人に対して業務停止処分が提示されることもあります。
さて、オンライン化の話題へ。
2017年から、【賃貸】の方では「IT重説」といい、重要事項説明をオンラインでできるようになっています。今回の「オンライン重説」も「IT重説」を踏襲した内容になると思われます。
メリットは
・遠隔にいるお客さんへも説明をできる
・移動がないため日程調整がラク(月内に押し込めるかどうかの時に日程調整って結構厄介なポイントなんですよね)
主には効率化を図ることなのかなと思っています。
ただ、この記事を見た時に思ったことは、重説への署名捺印もオンラインで完結できるのかということです。
当事者は説明を受けた時に、納得しました、という証に署名と捺印を行います。これがもしオンラインで完結できるのであれば、効率化のメリットは飛躍的にあがると感じています。いわゆる書面の電子化ですね。
電子化じゃない場合、結構分厚い冊子になることが多いです。関係書類を全て添付しなければいけないこともあるので、かなり重たいものです。もし電子化ができない場合、この冊子を事前に売主・買主に送付して、署名捺印をして、返してもらって、また別の冊子を送付して署名捺印してもらって、、、という少し面倒くさいプロセスに入りそうです。
コロナ禍で非対面が推奨されているので、早くオンライン化の波が来てほしいと思う反面、解決しなければいけない問題も多々あると思います。
例えば、売主・買主が高齢の方で、オンラインを利用することができない場合とか、ネット環境が良くない売主・買主だったら、とか。
ポイントでアナログな対応は必須になりますが、基本のやり取りが全てオンラインで住むのであれば、中古住宅売買に益々の拍車がかかることを期待しています。
オンライン化の波!!!!!
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