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【未就学児への運動指導】 "1年の差"が大きいと感じる世代。

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

先週に引き続き、今週もこども園在園児への
運動指導を行ってきました。

先週の年中組。。。。
とても苦労しました。。。↓

先週とは違って、今週は年長組が対象。
"未就学児の『1年の差』は大きい。。。"
と感じた1日でした。

未就学児の暦年齢1年は大きな差!

まず実感したのは、
この世代の”1年”の違い。
たかが1年、されど1年。
年長組のメンバーが、
昨年1年間で経験したことが、
そのまま運動教室での
・取り組む姿勢
・身体パフォーマンス
に出ているなと強く感じました。

日々のこども園での活動。
さまざまな課外活動。
グループ活動を通じたコミュニケーション。

年中のメンバーとは全然違います。
この成長度合いを目の当たりにできることが、
幼稚園教諭や保育士の方達の
”喜び”や”モチベーション”なんだろうなと。

幼少期の様々な経験が、
あらゆる学習に対する
”レディネス”を上げていく。
これは間違いないことです。

幼少期からジュニア世代は、
偏った活動にならないように、
さまざまな物にトライです。
できなくてもいいんです。
経験することで、許容量が増え、
最終的にできるようになります!

取り組んでもらえるように、ちょっとだけ工夫。

子供達の集中力は”年齢+1分”くらい。
これは前回の年中組で嫌というほど認識しました。。。
集中力が切れると、活動自体が成立しないです。。。

なので、
・10分毎に休憩
・運動以外の活動で意識の切り替え(道具の準備や片付けなど)
・一定時間で次のエクササイズで切り替え
みたいな感じで、
注意を誘導するじゃないですが、
興味が切れないように意識はしてみました。

できるできないは、個人差があります。
でも、実施してくれることが優先。
経験していくことで、
将来的に”できる”ようになりますからね。

年長組なので、年中組よりも
”集中力が保たれる”ということもあり、
僕のイメージ通りに園児たちは動いてくれたと思います。

手足の強調運動。
コオーディネーションでいうと、
連結能力をメインで、
プログラムを構築。
すごく上手に動く園児もいて、
さすが年長組って感じです。

まとめ

未就学児の1年の差の大きさを感じた1日。
暦年齢、生理的年齢ともに、
年中と年長だと大きく変わります。
幼少期〜ジュニア期の成長率の大きさを実感です。

とはいえ、まだまだ小さい子供達。
いろいろ工夫は必要です。
・環境(道具や時間設定)
・課題(エクササイズの種類や難易度)
などをうまく調整することが大切。

結果よりも過程を重視。
”失敗してもいろんなことを経験させる”
ということがやはり最優先だなと。

なので、小さい子供達と一緒に運動するときは、
・時間的な余裕
・指導者の人数/配置(比率)の余裕
があると、さらに理想的なプログラムになるかなとも感じます。
でも、実際、現場だとなかなかリソースは避けないですけどね。。。

また来週は年中組の運動教室が予定されてます。
次は調整能力。
コオーディネーションでいう、
分化能力をフォーカスしようと思ってます。
カラー玉を使って、いろいろやろうと考えてますが、
うまくいくかな。。。。

指導する側も試行錯誤で、
未就学児にアプローチしていきます。
カオス理論ですね。
まずやってみる。
最終的に最適化される。
そうなることを期待してます。

よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。