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感染症拡大期間中でリバウンドしましたか? 地方のアンケート事例紹介。

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

感染症が拡大して2年以上。
岩手県の状況も全国の状況に追随。
思うような活動ができない状況が続いていました。
今年に入って、復調の兆しが・・・
と思っていたら、
・変異株の影響
・ワクチン未接種の幼児・児童の感染拡大
などがあり、
”普通の日常にはまだ至っていない”
というのが率直な感想。
・ピークを迎えるタイミング
・収束していくペース
が、地方だとワンテンポ、
遅れているような印象です。
感染症に関しても、
”一般的な流行”と同じ流れかなと。

継続している感染症。
行動自粛=身体活動の低下
がやはり続いているようです。
過去にパーソナルトレーニングを受講してくた方達の
その後、どのように過ごされていうるのか。
そして、全国的にはどうなのか。
確認していきたいと思います。

パーソナルトレーニング受講者へのアンケート実施。

感染拡大が始まったのがおよそ2年前。
その当時に、パーソナル指導プログラムを
受講していただいていたお客様に、
その後のご様子うかがいを兼ねて
SMS上で挨拶状を送付。
65%のお客様が、近況報告を兼ねて
メッセージを返信いただきました。
返信をくれた人のうち、

・16%は、コロナ発症・ワクチン副反応で体調を大きく崩す。
・53%は、コロナ禍で行動を自粛してる
・50%はリバウンドしてしまった。
・33%は運動も継続。体型維持をされている。

という結果になりました。

今は、誰が感染してもおかしくない状況。
縁があった方達にも発症者された方が。
また、ワクチンを接種して、
その副反応が結構、重かった方も。
ワクチン副反応に関しては、
僕の近しい人たちには、なかったケース。
こういう事例もあるのだなと再認識です。
認可されていることですが、
きちんと情報収集し、納得した上で実施。
自己責任ですね。。。。

半数以上の方達は、行動自粛を継続。
感染症自体が怖いというよりも、
・家族(子供や高齢者)へ感染することは避けたい。
・職場の人に迷惑がかかるのが嫌。
というのが主な理由のようです。
岩手県内でも、エリアによって、
観戦者数には違いがあります。
県内の移動すら控える人もいらっしゃるよう。。。

岩手県は、感染ゼロが続いた県。
初めて発症者が出た時は、
個人に、すごいバッシングが。。。
(その方、会社を辞めて、県外に引っ越したという噂。。。。)
都市部よりも地方の方が、まだまだ、
封建的というか、閉鎖的というか、保守的というか。。。。

今は、発症すること自体には何の感情もないと思いますが、
”どういった経緯で感染したか。”
によって、かなり印象が変わるのは事実。
”余計な行動で発症することはNG”
という意識もあって、行動自粛は続いてますね。。。

結果、半数の人
「リバウンドしてしまいました。。。」
と報告してくれてます。
パーソナル受講して、せっかくできた運動習慣。
「通い始めたフィトネスクラブも、
 その足が遠のきました。。。」
と運動機会が減少。
じゃあ、自宅で運動継続!というのも、
なかなか難しいのが実情のようですね。。。

パーソナル指導で手にした
生活習慣を継続し、
体型維持されていた3割の方。
ほんとに、素晴らしいです!

全国的な運動・スポーツへの参画意識

僕の周辺は限定的なデータセット。
全国的な傾向も確認したいと思います。

令和2年度にスポーツ庁が実施した、
「新型コロナウイルス感染症の流行による
 国民のスポーツへの参画状況や意識の変化、
 健康状態等に関する調査研究」

にて以下のような結果を報告しています。

●スポーツを実施するにあたっての促進要因
・ストレス解消・・・・・・・・・・・・・・・31.9%
・家でもできるエクササイズ動画・・・・・・・28.9%
・在宅勤務による余暇時間の増加・・・・・・・22.8%
・健康づくりための情報との接触機会増加・・・22.5%
・施設の感染対策の情報発信・・・・・・・・・18.1%
・オンライン形式のスポーツイベント・・・・・9.7%

感染症拡大のために、
・何かしらの身体活動は必要と感じている。
・さまざまな情報に触れる機会
・オンラインを活用し、自宅等でも運動は可能。
という意識が見て取れます。
しかし、一方で、

●スポーツを実施する意欲
<実施する意欲>
・以前より高くなった・・・22.9%
・以前と変わらない・・・・42.2%
・以前より低くなった・・・13.6%
・そもそも意欲がない・・・21.3%

「より運動するしよう!」
という方は、約2割。
3割強の方は、運動する意欲低下、
もしくは意欲がない状態
です。

●国民の健康状態等への影響
<健康度>
・以前より向上・・・・・12.8%
・以前と変わらない・・・65.4%
・以前より低下・・・・・21.8%
<体力>
・以前より向上・・・・・10.6%
・以前と変わらない・・・56.7%
・以前より低下・・・・・32.7%
<運動不足解消状況>
・以前より向上・・・・・11.1%
・以前と変わらない・・・52.5%
・以前より低下・・・・・36.3%

実際、体力面・健康面も、
2〜3割の方が低下していることを自覚。
生活習慣にマイナスの変化が生じているといえます。

健康2次被害を出さないためにも、
関連機関はいろいろ情報発信はしている。

厚生労働省:e-ヘルスネット
「新しい生活様式」において体を動かす工夫

スポーツ庁
新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について
~運動不足による健康2次被害を予防するためのガイドライン~

でも、実情として、運動・スポーツをされている方は、
まだまだ限定的というのが事実。
地域差はあると思いますが、
地方(岩手県)の場合は、
”状況”よりも”心情”がハードルになって、
行動を控えている人がまだまだ多い印象です。

まとめ。

まだまだ感染者数が収まったとは言えませんが、
全国的に見れば、減少傾向。
多くの活動が徐々に以前に戻ろうとしています。

スポーツイベントも、
今年は、有観客で例年通りに開催。
というのがほとんど。
個人的には嬉しいことです。

実際、何が要因なのかは不明瞭。
でも、ワクチン接種も進み、
成人に完成しては、
一定の効果が出ていると感じています。

日本のワクチン接種率
・2回目のワクチン接種率は、80.5%
・3回目のワクチン接種率は、57.0%
(5月20日現在。NHK:特設サイトより)
岩手県内のワクチン接種も同様に推移しています。

一方で、今の感染拡大は、幼児・児童が多い。
そこからの家庭内感染のケースが多い印象です。
だからこそ、保護者が余計な行動をして感染し、
「家庭内にウィルスを持ち込むのはまずい。。。」
という認識がより強くなっている部分もあるのではないでしょうか。

3蜜を避けた屋外活動や、
不特定多数が集まらないプライベートジムなど、
身体活動の場はありますが、
より多くの方が気軽に運動・スポーツができるかと言われると、
まだまだ限定的なのかなとは感じています。

活動不足による健康2次被害は避けていきたい。
そのために、公官庁のガイドラインを基準に、
運動・トレーニングは実践していきたい。

実際、過去のお客様も、
ちょっとリバウンドしているのは事実。
まだまだ続きそうな感染症。
みなさんも、できる運動から始めていきましょう。

僕も、
1人のトレーニング実践者として
行動は気をつけていきたい。
1人のトレーニング指導者として、
環境を整備していきたい。
と思います。


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