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フォッサマグナミュージアム

こんにちは、ディアボロです。

今回は新潟県糸魚川市にあるフォッサマグナミュージアムでヒスイ野外観察方法という紙を配布していたのでその内容について紹介していこうと思います。

ヒスイと出会えない人はこんな人
1. フォッサマグナミュージアムを見学していない、あるいは漫然と見学していた。
2. ヒスイがどのような石なのか、事前の学習をほとんどしていない。
3. いきなり海岸や川に行き探してみたが、あまり集中せず短時間で終わった。
4. インターネットにあるヒスイの情報を正確に理解していなかった。あるいは、間違った情報を信じていた。
5. フォッサマグナミュージアムで配布している『ヒスイ野外観察方法』を入手していなかった。
6. ヒスイのことをよくわかっている人と一緒に探さなかった。
                       ヒスイ野外観察方法より
ヒスイと出会うコツ
① 実績のある場所で探そう
ヒスイが発見されている海岸(糸魚川市押上~青海~親不知~富山県朝日町宮崎)に行くこと。波打ち際から海の中にヒスイはひそんでいる。とにかく粘り強く探そう。飽きっぽい人はダメ。
② 白っぽい石を探そう
全部が緑色のヒスイはめったにない。緑色の石ということを忘れて、白色の石を探すこと!緑色の石を意識すると、透閃石岩(軟玉)、緑色岩、碧玉などに出会うことになります。ヒスイがどんな石なのか、フォッサマグナミュージアムでよく見ること。
③ 角張った石を探そう
ヒスイは大変割れにくい。このため他の石が丸くなっているにもかかわらず、ヒスイの転石は角張っていることが多い。
④ 重たくて、なめらかな石を探そう
ヒスイの密度は約 3.2g/㎤。この値は白色の石としてはかなり大きく、石英の1.2倍。また、海岸のヒスイの多くはとてもなめらかな表面をしています。
⑤ キラキラと輝いている石を探そう
ヒスイはヒスイ輝石の集合体なので、太陽光線や強い光を当てるとキラキラと輝いて見えます。ただし、結晶が微細なもの、風化しているもの、ぬれているものはキラキラと見えないことがあります。
⑥ ヒスイモドキを見抜く力をつけよう
ヒスイによく間違えられる石としては、石英(碧玉など)、メタチャート、変質した酸性火山岩、ロディン岩、軟玉、キツネ石(クロム含有白雲母や緑色の石英)があります。フォッサマグナミュージアムでヒスイや色々な石を観察することが大事です。
                       ヒスイ野外観察方法より
これは大まちがい(よくある誤解)
▢ ライトを当てて、光を通すのがヒスイ
▢ 軟玉は軟らかく、ヒスイはかたい
▢ 糸魚川の海岸で見つかる宝石はヒスイだ
▢ キツネ石は価値のない石
▢ ヒスイは中国から渡ってきた
▢ 糸魚川のヒスイは外国のものよりかたい
▢ 石灰岩がヒスイの元になった石
▢ 蛇紋岩は役立たずの石
▢ ヒスイが見つかるのは日本でここだけ
▢ ヒスイは必ずキラキラと見える
▢ フォッサマグナがヒスイを作った
                       ヒスイ野外観察方法より

これからヒスイ拾いに行く方々の参考になればと思います。


フォッサマグナミュージアムのホームページ
https://fmm.geo-itoigawa.com/


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