日記博物館 館長 金子

日記博物館 館長 金子

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アプローチを貰うためのアプローチ

元日に「今日は日記を書くのに最良の日」と書いたところ、初めましての古物商の方から「古書を仕入れてるとき日記がよく挟まっていたので、今度から見つけましたら連絡します!」と連絡をいただいた。 ありがたい。。。 こちらから探すフェーズから、早く向こうから声をかけてもらうフェーズに移行したい。 日記は値段がつく、買う人がいると気づいてもらえないと、多くの日記がガラクタとして捨てられてしまう。

    • 日記から見える「異世界日本」

      終戦の日や震災の日みたいな特別な日の日記も興味深いけれど、「何気ない日常を描いた日記」もなかなかに面白い。 「お父さんの時代には、スマホとかなかったんでしょ」 今どきの中学生の親は、わが子にそう言われているらしい。 自分は30代だが、親世代の子供時代にはVHSはなかったし、祖父母世代の子供時代にはテレビが存在しなかった。 今、当たり前だと思っていることが、実はちょっと時代をずらすだけで当たり前ではなかった。 同じ国、同じ言語なのに、文化が全然違う、そんな「異世界っぽい

      • 即売会に行ってきた

        「博物館を作りたくて日記を買い集めているんですよ」と人に言うと、気味が悪い趣味だなという反応か、面白そうという反応かに二分される。気味が悪いかどうかはさておき、奇特な趣味・道楽であることは間違いない。 自分も「日記を集めたい」と数年前に思ったものの、実際に買おうとしてみてもどこで入手したら良いか全くわからなかった。巷間では「ネットで何でも買える時代」、「東京なら何でもある」と言われるものの、日記ばかりは「金は出せます!」といくら言ってみても売り場がわからないのだ。 1年か