この先、息子が生きていく世界が明るい日で溢れていますように。
____2024年6月、この世で何があっても守り抜くと決めた息子が生まれた。
逆子が治らず、計画帝王切開。
無事に産まれたが泣き声がない。
呼吸障害を起こした、新生児仮死状態として誕生した息子。
産まれたての息子を見たいが、麻酔の副作用で強い吐き気に見舞われた私は目を開けるのはとても難しかった。
ただ、医療スタッフの慌ただしい声を聞くのが精一杯だった。
途中から私の意識は途絶えた。
気付いたら病室に運ばれていた。
目が覚めた後、自分のお腹に手を当てる。
風船のように膨らん