幸せな日は、人生で一日だけあればいい

幸せな日が人生で何日あってほしいか?
理想は、もちろん毎日だ。

でもぼくは毎日幸せに生きるなんて、到底できるとは思わない。
一生に一日だけ幸せな日があって、その日を思って日々頑張れるなら、それで充分だ。

日本での自殺者は毎年2万人を超える。
25年間過ごしてきて思うのは、そんな国の中で、自分のような人間が、まともな大学に行き、まともな職について、今まともに暮らせているのが奇跡だということだ。

いつどこのタイミングで、その年間2万人の中の1人になっていても、不思議ではなかった。
それ程まででなくとも、「〇〇中毒」のような、何かしらへの依存によって、普通の生活ができなくなっているくらいが普通だったと思う。

本当に運が良かったと思う。
本来は、いま普通の暮らしができるような人間ではない。

たまたま運良く事が進んだ過去の経験から、他人に、世の中に、期待しすぎている。

本来ぼくは、他人や世の中に何かを期待できるほどの能力を持ち合わせていない。それは性格的な面も含めて。

期待しても、感覚の違いに押しつぶされ、ただ自分が疲弊するだけだろう。
それを強く認識しておかないといけない。

弱い人間が、この世で成功している経営者達のように、際限のない向上心と野望を持って生きても、絶対どこかで崩れる。
向上心や欲望の際限は、自分のメンタルの強さと常に天秤にかけた上で決定すべきだ。

ぼくは、幸せな日は、人生で一日だけあればいい。
それが、遠い未来になってしまったっていい。

その日のために、一歩一歩、焦らずゆっくり進んでいこう。
その日まで、何とかこの世を生き残っていこう。




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