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クヒオ大佐

「国際ロマンス詐欺」という言葉の「国際につられて恋愛(または結婚)のとこがロマンスになってるかんじ」が気になっていて、調べてみると(断定は出来ないんだが)、「国際ロマンス詐欺」という言葉は、オンライン上で英語で見知らぬ人に口説かれて送金してしまうケースをさしていて、かなり最近の言葉(コロナ禍以降)ようだ。結婚詐欺や恋愛詐欺と意味は大きく違わないらしいが、オンライン上で、顔を合わせない、というところがポイントらしい。

 だから映画になったクヒオ大佐を「元祖国際ロマンス詐欺」という言い方には「んん?」ってなるんだなとわかった。クヒオ大佐は「結婚詐欺」。出自を偽り、カメハメハ大王の子孫とかエリザベス女王の親戚、とか言って、軍服を着てアメリカ空軍パイロットを名乗り、女性を口説いて、相続のためにまとまったお金が必要、などの手口で約一億円を騙し取った。ちなみに(実在の人物は)網走出身の日本人だそうで、身長も160センチほどだったそう。嘘がでかい。でかい嘘には時に巻き込む力がある。実は国際色はないが「ロマンス詐欺」と言いたくなるムチャクチャさがある。面白かった。

クヒオ大佐。堺雅人が着け鼻をしている。

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