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心はいつも15歳


山本弘先生が亡くなった。

数年前に脳梗塞を患い、その後Twitterやブログ等で少しずつ復帰はされていた感じではあったが、自殺未遂騒動などもあったし、この2年くらいはSNS等でも投稿さえ無くなっていたので、リハビリに専念をしているのだろうか、あるいはもっと深刻なのだろうか、と落ち着かない気持ちでいたのだが、先日届いたのは訃報だった。

誤嚥ということで、後遺症が重かったのかな、と妻が言っていた。

僕が「山本弘」という人物を知ったのは「トンデモ本の逆襲」の刊行直後で1996年あたりだった。
あまりにも面白くて、すぐに「トンデモ本の世界」も買った。

そこで、と学会というグループやトンデモ本、等とともに作家「山本弘」も認識したのだが、元々SF小説に疎かった僕は先生の作品を漁ることもなく、ただ「と学会」名義の著書を買っては読む、ということをやっていた。

2000年代初頭が、同時に2冊刊行してたりと、と学会の活動の一番のピークだったような気がする。

そのあたりになると、僕はネットでの山本先生の発言、ホームページ等も知るようになり、「神は沈黙せず」から、僕は先生のSF作品は必ず買っていた。(勿論小説以外にも)
そして過去に出版されていた作品も探して読むようになった。

そこから、mixiが流行した頃、懐疑論者が集まるようなコミュニティ等でも先生の発言を追っていた。
SF作品以外でも、特撮やアニメ、科学などに実に詳しいお方だったので、そうしたものを扱う書籍も実に多かった。

だから、僕は本当に勉強させてもらったという思いが強い。
先生は人生の全てはSFから学んだというような事を言ってましたが、僕は先生を通じて「懐疑的なものの考え」ということをガッツリ学んだと思います。
部屋の書棚を見れば今でも先生の作品が沢山あります(全部は見つけ出せないけどw)
本当にありがとうございました。

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