ウキウキ休日

30代、フリーター。 生きた心地もしない。 なんにも慣れてないのに、出来るふり、平気な…

ウキウキ休日

30代、フリーター。 生きた心地もしない。 なんにも慣れてないのに、出来るふり、平気なふりをしなければならない日常には耐えられそうもない。 ギャンブルなど、刹那的な行動に走っていよいよ追い詰められていますが、しばらくこのまま走らせてください。

最近の記事

銭がなけりゃ

銭がなけりゃ君 銭がなけりゃ 帰ったほうが身のためだ あんたの故郷(クニ)へ 東京はいいところさ 眺めるなら申し分なし 住むなら青山に決まってるさ 銭があればね 銭がなけりゃ/高田渡 1969年リリースのこの歌はもう軽く50年以上の歳月を通過しているのにまだ、性懲りもなくまだ、歌っている本人が天上の人となってからもしつこく120%現代社会に通用する。通用してしまう。 いわゆるプロテスタントソング、人々を抑圧するゆるぎない権力や古びているのにはびこっているいびつな考えに

    • 求めよ、さらば与えられぬ

      最近のこの国じゃ夏がどんどん長くなって10月の頭まで続く。押し出されるように秋がショートステイとなりいきなり冬。すとーんと寒くなって昨日ガリガリ君買ってたのに今日鍋焼きうどんを食べていたりする。正直体がついていかない、人生そのものにだって周回遅れしているというのに。 最近第一子の男の子の誕生した友人がしみじみと語っていたのだが、現代の情報量の多さ、言い換えると選択肢の多さは人を便利に、豊かにするどころか逆に絶望させ心を鬱々とさせているとのこと。 思い当たる節が多すぎて困って

      • 表面という名の中身

        東京にいるからなのか、あるいは茫洋とした社会に生きているからなのか、表面的なものをなぞる生活の型に嵌められているような気持ちによくさせられる。 具体的にそれはなんなんだと正面切って問われると口ごもってしまうけれども、簡単に言えば労働をもって生活のために必要な金を稼ぎ、綿々と暮らしていくこの営みそれ自身に他ならない。 生きるというのは他人と関わり合うことだが、本当に「関わった」と心の底から言えることなどほとんどない日々だ。 表に出れば沢山の人に会うし、仕事をすれば会話や感情のや

        • 西武新宿駅で降りて、また帰ってきただけ日記

          常にサバイヴァルを求められるトーキョーの暮らし。 ただ息をしてその息を吐いてたりするだけでは生活は到底おぼつかなし。 現金を求めて派遣の事務仕事に応募したら、勤務時間短く勤務日は週3、それ単体では生きてけない給料の仕事にさらに3ヶ月だけならいいよと条件つけられた案件になんとか引っかかる。弥勒の世は遠い。 契約があるからオフィスに来るよう言われこちとら交通費すら小銭を数えて1円単位まで計算する毎日なんだが分かったよ行くよとそのへんに散らばった服を身に着け、いつもながらに騒然とし

          人々の大きな流れに逆らうこと

          冬にエアコンが壊れてからこっち、部屋がささやかな氷河期となり雪解けを待っている。ようやっと派遣の仕事をもぎ取っておままごと社会人を数ヶ月続けたが、もともと身体に慢性的な痛みがあり、かつすぐ全身に痒みのでる、名前はメジャーなわりに外ではほとんど見かけないやつが「辛いときは逃げるのも勇気」とか囁いてきて、ちょうど3月末で一度職場の再編だかなんだかがあるのを幸いと退職の申し出をした。実にあっさりとそれは叶った。 朝起きて、週5で同じ場所に行く、というだけで最早生命の驚異って感じがし

          人々の大きな流れに逆らうこと

          身の置きどころのない夜に

          何か食べなければいけないと、18時を過ぎてようやくブラックホールより重力の強い腰を上げ、セブンイレブンという巷で有名な商店に這入ったはいいものの、何を買えばいいのかよく分からず、手元はおなじみの不如意で、まあこんなときはひとまず炭水化物を買っておけばなんとかなると雑なライフハックみたいなことを思ってパックの白米とチーズのパン、マルボロの赤をボックスで一箱買って戻った。交通系電子マネーが残り二ケタでギリギリ耐えた。よくやった。感動した。いや、そんなに感動はしてない。ヤッピー!

          身の置きどころのない夜に

          人生の濃度のちがい

          人と自分を比べても仕方がない。 らしいが、日本社会は比較と差別化を国是としている。資本主義とはそういうものだろうから。それが一概に悪いなどと言うつもりはないのだが。 左右を見渡し変なことをしていないか注意することに生活の大半を費やし、何事も平均値を気にして、なんて、そんな窮屈な生活がナチュラルに送れている人の事を社会人とか呼ぶみたいだが、悪い冗談なのかふざけ倒しているのか。 おそらくかなりの数の人は、好きでそんなムーブをかましているわけではないと思う。思いたい。 ただ、この

          人生の濃度のちがい

          どうしようもない恋の唄

          仕事が終わったあと、好意を寄せているが、まだ決定的なことは言っていない女性と、知り合いと、三人でお酒でも飲もうということになった。 天気が崩れるとか言われていて、あまりに大雨だったらやめようと言っていたけれど、運良く仕事終わりに雨はほぼ止んだ。 日本酒がたいそう好きだという彼女の好みを聞いていたので、全員帰るのが容易なターミナル駅近くに日本酒が数多く揃えてある店を見つけ、初めてだったが行ってみることにした。 結果的にこの店は大当たりで、日本全国の色々な日本酒を少しずつ安価に楽

          どうしようもない恋の唄

          心の女神

          我ながらすこし気恥ずかしい表題だ。 生きてるとたびたび、そりゃもう毎日と言っても過言ではないくらい「もう駄目だ」と思ったり「いやそんなこたぁねえ!」と気焰を吐いたり「やっぱあかんかも…」と涙をぽたぽた落としたりするものだと思う。 そんなとき、いつも心の中に居る女神が俺を励ましてくれる。 「しっている?あなたはとっても素敵な人なのよ?」 「あなたはほんとうに、優しくて、誰かのためになりたいと心から願う人なのね」 「見て、窓の外の、家の灯りがとてもきれい。ちょっとお散歩しましょ

          つらいことを経験すると人は強くなる、のではなく、つらいことに対する敏感さが増す

          YouTubeのとある「モテる、モテない」系の話をする動画にそんなコメントがあった。本当にそうだと思う。 ごく限られた観測範囲の話をすると、男の俺が周りにいる20~30代くらいの男たちに恋愛方面の話をすると「いやあ、女の人は、なんか色々あってもう疲れちゃって」「まったく考えたこともないですね」「いやなんか接点ないし、どうやってみんな彼女つくってるのって感じです」「諦めました」みたいな退嬰的意見が多く、そんなこと言いながら実はみんなめちゃくちゃ女の子のことばっかり考えてたりすん

          つらいことを経験すると人は強くなる、のではなく、つらいことに対する敏感さが増す

          執着すれば離れていく。だが執着しなければ何も起こってくれない。

          誰かを好きになると俺はすっかり弱くなってしまって、もうその人から拒絶されたらという想像だけで息の仕方が分からなくなり、汗ばかりだらだら流して動けなくなってしまう。これをスマホで検索すると一行目に「パニック症候群」と出てきてオウ、イエス…!としか言えない。 最近思った。そんなに思い詰めたら相手にもプレッシャーになるだろうし、日常生活もおちおち送っていらんなくなるでしょと。 これは本当にそうで、仕事なんてふらふらになって行ってたましいの抜けたような格好で帰るし、四六時中あれこれ考

          執着すれば離れていく。だが執着しなければ何も起こってくれない。

          限界ぎりぎりで平気な顔をしてはいけない。パイプで甘い煙草を。

          土日は短い。 土曜はなんやら午前中起きて、飯をつくって食べ、音楽を聴いたりあれこれやろうと夢想しながらだらだらしたり。そのあとやっと、新宿までパイプと煙草を買いに行った。その時点でもう夕方四時だった。 新宿東口方面、紀伊國屋書店の地上階最奥にズラリと喫煙用具、葉、小物を並べた一角があり、これが特にパイプ喫煙者には 有名な「加賀屋」である。どうでもいいが世の中「加賀屋」って名前の店多すぎないか?特に個人経営の居酒屋の名前で乱発している気がする。 加賀屋の手前には化石売ってる店が

          限界ぎりぎりで平気な顔をしてはいけない。パイプで甘い煙草を。

          何事も旬からズレる。そういう人を愛す。

          引きこもり、ニートってもはやとっくに少年少女のものじゃなくなっていて、over40枠の精鋭たちがしのぎを削るバトルロワイヤルになっているそうだ。 それでもまだ世間的には、引きこもりの「旬」は中高生あたりだと思われているような感覚がある。 ここで言う「旬」とは、世の中の人々が「そういう時期ってあるよね、分かる分かる」と比較的好意的に捉えてくれる時期のことを指す。人のことなんて気にするなと太古の昔からツイッターの著名人まで大勢の偉人が繰り返し言っているにも関わらず、結局は他者との

          何事も旬からズレる。そういう人を愛す。

          何も手出しができない社会

          毎日コツコツ仕事行ってると狂いそうになりませんか? と聞いて、イエス!高須クリニック!!と元気に応えてくれる人に向かって書いています。ちなみに高須院長はフリーメイソンに属しているのは有名な話。 膨大な数の人、莫大な数のモノ。 欲望にはキリってものがなく、一つ手にした瞬間すぐさまそれより良いものがありますよと情報の海から海坊主みたいにヌヌーッと他のもの、他の人が現れる。 条件で検索され峻別されていくのを生々しく体現しているのがマッチングサイトで、使ったことがないからそんな深

          何も手出しができない社会

          美人について。あるいは、他人について。

          この前の祝日、池袋をなんとなく歩いていた。 出かけないのももったいないようないい天気で、特にこれといった用事はなく、東口からサンシャイン通りの方へ。 あの通りには大きなブックオフがあるし、腹が減れば何を食べようか迷うくらい店もある。常にシブがき隊の「スシ食いねェ!」が店頭に流れてる回転寿司屋「若貴」とか。あの店生まれてはじめて池袋に降り立った日も当たり前のようにそこにあったぞ。おそらく紀元前後くらいから営業してる可能性がある。ポンペイの遺跡から皿に乗ったびんちょうまぐろかなん

          美人について。あるいは、他人について。

          無理をしないためには無理をしなくてはならない

          どうにも金が必要で、生活ってやつにはね。 だから仕事を見つけて地味に毎日同じような目的の人間とともに職場に向かうということを一応している。 なんかもうこういうやり方ってアナクロじゃない?って気持ちが気を抜くと舞い降りてくるようになって久しい。 なんか他のやり方はないのかね。もう新しい時代なのだから。時代は刻々と変わり続けていくだのに、我々が千年一日の如く旧来とおんなじ事をしてうんうん唸ってだらだら冷や汗流して頑張らなければならないとはどういうことだ。あとはエーアイがやってくれ

          無理をしないためには無理をしなくてはならない