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ソーセージを簡単に、超おいしく食べる方法

当醸造所の記事を初めてご覧になっていただく方もいらっしゃるかと思いますので、良ければ自己紹介記事もご覧ください。
ビール一本飲みながら読むにはちょうど良い記事の量かと思います。

改めましておはようございます。

昨日は久しぶりに家でビールを飲みました。
キリっと冷えたラガーとソーセージ。最高ですよね。

社会人になってまだ間もないころ、ビール大国ドイツに旅行に行った際にいただいたヴァイスビアとヴァイスブルスト、へレスとカリーブルストは本当に最高の組み合わせでした。

古より言われていたソーセージとビールの組み合わせのベストマッチを体感した時でした。

さて、昨日営業先に立ち寄った際、「ホットドッグ出そうか悩んでんねん」
というお話をお聞きしまして、ソーセージを美味しくいただく方法について、少しだけお話してきました。

きっと料理人の方は当たり前のように知っている知識なのですが、手軽においしいおつまみを獲得したい飲兵衛の皆さんの中には、もしかしたらご存じない方もいるかもしれません。

本当に簡単な手順で劇的においしくなりますので、よければ今晩お試しになってみてください。手順は以下の通り。

1.お鍋にお湯を沸かす
2.冷蔵庫からソーセージを取り出す
3.お鍋の火を止め、ソーセージをお湯の中に入れて蓋をして10分放置

これだけです。ソーセージのサイズや量にもよるのですが、沸騰したお湯の中に冷たいソーセージをくぐらせると、大体72度前後になります。

これくらいの温度帯でキープしてあげると、驚くほどジューシーに、肉汁も程よく残った状態でいただくことができます。最近流行りの低温調理ですね。

その低温調理のからくりは、タンパク質の凝固温度によるものです。
タンパク質は60度前後から固まりはじめ、68度くらいから水分が抜け始めてしまいます。

急激に温度が上がってしまうとタンパク質が急に縮んでしまい、細胞の繊維が一気に壊れてしまうので、お肉に含まれている水分が外に出やすくなってしまいます。

これをゆっくりと丁寧に加温することで、お肉にストレスをかけず、均一に火が通っていくので、肉汁の流出も最小限に抑えることができます。

これだけで劇的に美味しく仕上がってしまいます。

低温調理器をお持ちの方は温度を72度くらいに設定すればベストですし、市販のソーセージではなく、加熱調理が必要な生のものについてはもう少し加熱時間を延ばしてあげる必要がありますので、多少の調整は必要になります。

ですが、ぐつぐつと煮てあげるよりも確実に美味しく仕上がりますので、今晩は気軽に美味しいソーセージを茹でてみてはいかがでしょうか?

茹でた後にフライパンで軽く焼き目をつけるのもまた美味しいです。

美味しいお酒には美味しい料理はつきもの。
ぜひ、お試しになってみてください。

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