「頑張る」をやめるのを頑張ります
こんにちは。
心理カウンセラーを目指して修行中の、りんです。
自分では全然自覚がなかったのですが、どうやら私、頑張りすぎてしまう癖があるようです・・・。
うっすらと疑い始めたのは数ヶ月前のこと。
学生時代からの友達に悩み相談をしていたら、
「ほんとにいつも頑張りすぎだし無理しすぎだよね。ちょっとサボってるなと思うくらいがちょうど良いよ」と言われました。
ちなみにその友達も、いわゆるキャリアウーマンの頑張り屋さん長女タイプ。
そんな友達から、こんなこと言われるなんて…
私、もしかしてよっぽど重症なのか…???
自覚はないものの、その言葉をさすがにちょっと重めに受け止めて、
それからは、無理してるかもなと思った時は、少し立ち止まって軌道修正するようになりました。
でも、もう何年も、こんな自分で生きてきた訳なんです。
そんな簡単に切り替えられないんですね。
「頑張る」をやめるなんて、頑張らないとできない。
…本末転倒ですよね(笑)
それからは前より少しは、
無理しすぎないように、気を付けるようになりました。
でも、心の根本的な癖は全く治ってなかったんですね。
それからというもの、
「ちょっと頑張ってる日が続いているかも?」と思ったら、
すぐ体調を崩してしまったり、メンタル的に落ち込む日が続いてしまったり。
前みたいに、無理して頑張れなくなってしまいました。
そんな時出会ったのが、
心理カウンセラーの根本 裕幸先生の本
「今日こそ自分を甘やかす」でした。
至極当たり前のことが書かれているので新鮮味はあまりないものの…響きました。
読めば読むほど
あれ?これってもしかして私のことじゃない・・・?
と確信せざるを得ませんでした。
正直今まで、自分が自分に対して厳しすぎるなんて、思いもしなかったです。
十分自分のことを大切にしていると思っていたし、十分自分の人生を楽しんでいると思っていました。
ダラダラしちゃうところや怠けちゃうところがあって、もっと時間を大事にして頑張らなきゃと思ってました。
結婚も出産もしたいと思ってるのに、恋愛は全然上手くいかず30歳独身で。
仕事を頑張る道を選んだものの、特別誇れるようなスキルも実績もなくて。
周りの同年代と比べて遅れているのではという漠然とした焦りとか
自分の理想にはまだまだ程遠いという絶望感とか
昔と比べて大分マシになったけれど
でもまだやっぱり、確かに心の中にそんな感情を抱えていました。
自分の好きとか感情よりも、
実用性とか論理を重視して選択してしまうことがたくさんあって
それを象徴するかのように
私の部屋は、大して気に入ってもいない中途半端なモノたちで溢れています。
思えば時間とかお金も、
ここ数年は自分を高めることばかりに使ってきた気がします。
時間もお金も有限だから、
純粋な「好き」に費やせる余裕が残らなくて
やりたいことや欲しいものがあったとしても、
なんだかんだ諦めたり我慢したりを繰り返してきた気がします。
いつの間にか、「無駄」を楽しむ余裕を失っていて
私の日常の中には
ユーモアやエンタメを楽しむ時間とか、ただ楽しむための時間とか、そういうものがすごく少なっていたなと思います。
AmazonPrimeもテレビもほとんど見ない生活を送っていて
流行っている音楽も漫画も映画もほとんど分からない。
それに気づいて絶望してしまいました。
自分の人生を良くしようって、人一倍もがいて頑張ってきて
私の人生は以前よりずっとずっと、キラキラしたものになってきたハズだった。
でもいつも
何だか満たされない感じや
80%くらいまできてるハズなのに100%には足りない感じがあって
その原因がずっとずっと分かりませんでした。
きっとどこかにその答えがあるハズだとか
この問題が解決したら変わるんじゃないかとか
そんな風に思ってずっと頑張り続けてきました。
原因がやっと分かったような気がします。
私は上手くいっている時の自分や、自分の長所は好きだけれど、
ダメな時の自分や短所をずっと否定し続けてきたことに、
やっとやっと気が付きました。
私はどうやら、
自分のダメな部分を否定して、自分を傷つけて、もっと頑張らなきゃと自分を奮い立たせて生きてきたみたいです。
自分に厳しすぎたみたいです。
だからこれからは、
自分を甘やかせてあげようと思います。
ダメな自分も全部、好きでいようと思います。
30年これで生きてきたのだから、中々大変かもしれないけれど。
「頑張る」をやめることを、頑張ろうと思います!
…結局頑張っちゃうので、まだまだ道のりは長そうです!!!
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