新生活が始まった

 本当に、今年の夏は忙しかった。
 陽気がまだ暖かいから、まだ夏か。ともかく、今すぐにでも過去形にしてしまいたいほどにはいろんなことがあった。ワクワクすることから、ここには書けないほどネガティヴな内容まで、さまざまにあった。多分、ネガティヴな方をみなさんは聞きたがると思うんだけれど、容赦してほしい。こういう内容は、直接会えるような中のいい人じゃないと無理。――そういうわけで、今からワクワクするようなことを書く。

 とりあえず、新居を手に入れた。
 新居、めちゃくちゃワクワクする。壁をさわればすべすべ、独特の住み心地の悪さ、これからこの住み心地が、暮らしていくに従ってどんどん馴染んでいって変わっていくのだと思うと非常に楽しみだ。
 環境を変えるのってめちゃくちゃ楽しいよね、冒険感があって。そうだな、ちょうど新しい学校に入学するみたいな。隣に知らない人が座っていて、話しかけようか迷っている時間。一ヶ月後には、その迷いが嘘だったかのように仲良くなっていって――。新居には、そんな感じのフレッシュな距離感がある。これからどうやって付き合って行こうかなって。まあ、ぼくの場合、今さっき出鼻をくじかれたばっかりなんだけれどね。トイレのタンクが、壊れたまんまだった。ひでえよな、マジで。場所を明け渡すときに確認しておけよってな。まあでも、わからないか、タンクの中にまさか、ペットボトルが入っていたなんて。調べたら、節水のために入れておくんだってよ! 水嵩を増して、水を使う量を調整するらしい。なるほど、お金はかからない。が、その代わりタンクの劣化が激しくなって、さらには十分な水が流れなくって、パイプだのタンクだのが結局こわれちゃうんだって。長期的に見れば、お金が余計にかかるんだとか。ひどすぎるな。つまり、ぼくは、前の住居者さん(いや、正直怒っているので、住居者野郎とでも呼んでやろうか)の節約生活の犠牲になったのだ。犠牲――まさに、生贄。ほんと出鼻をくじかれたよ――あーあ。ま、でも、ここは静かでね、夜寝るとき、家の前を青春の遺物――暴走バイクが全く通らないから、快眠できるんだよね。だから、プラマイ――プラスって感じ。だから、穏やかに電話したわ……。

 そういうわけで、幾分か部屋で騒げるようになったので、これから動画とか生放送とか、オンライン読書会とか、今までできなかった諸々をまた再開して行こうかなって思います。よろしくお願いします!

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