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労働組合が本来なすべき仕事とは 10月26日 Needed: Strong Labor Unions 労働組合の役割

 

#10月26日  お昼になりました。
今日の #ドラッカー  は、1986年 #マネジメント・フロンティア 26章 #労働組合は存在意義を失うか   255~260ページより。

ところで、昨日のNLCSすごかったですね。
なんとポストシーズン6位のアリゾナ・ダイヤモンドバックス(略称 D-Backs)が強豪のフィラデルフィア・フィリーズに0勝2敗から4勝3敗で逆転優勝。アウェイのフィラデルフィアで2連勝するとは!驚きました。

 D-バックスのトレイ・レブロー監督(Torey Lovullo)は、弱者が強者に勝つ戦略には触れず、「選手たちのおかげであり、彼らをフォローし続けるコーチたちのおかげ」と自チームの選手とコーチたちを賞賛しました。

 コーチたちを指導し、彼らをフォローし続けるのが私の仕事だし、私を指導し、私をフォローし続けるのがマイク・ハーンの仕事であるのと同じように、私も彼を頼りにしている。
 だから私は、誰にでも方向性が必要で、誰にでも後押しが必要で、誰にでも仕組みが必要だという考え方をしている。そして、1日を無駄にすることなく、誰かをより良くすることが私たちコーチの仕事です。

https://www.youtube.com/watch?v=IMrZUfE81OU 動画より

 勝てる方向性をGMや監督が定め、その方向性を実行できるよう、コーチが選手たちをより良くなるよう指導し、コーチを監督はフォローし続ける。その結果がNLCSの優勝に繋がったということでしょう。

さて、今日のテキストに戻ると、現代における労働組合の役割ということでしょう。

#Needed :
#Strong_Labor_Unions  (強い労働組合が必要)
#労働組合の役割

 現代社会は、それぞれが強力な管理を必要とする組織の社会であり、労働組合のような組織が必要である。
 ここ数年の出来事が、このことを十分に証明している。
 しかし、再びダイナミックで、効果的で、合法的な機関になるためには、労働組合は大きく変身しなければならない。
 さもなければ、労働組合は無用の存在になってしまうだろう。

ドラッカー

労組自身、大きく変化しないと無用の存在になってしまうとドラッカーは記しています。

そもそも労働組合とは?

 労働組合は「労働者が主体となって自主的に労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として組織する団体」、すなわち、労働者が団結して、賃金や労働時間などの労働条件の改善を図るためにつくる団体です。

厚労省

つまり、ドラッカーは「労働者が団結して、賃金や労働時間などの労働条件の改善を図るため、という役割から変われ」と記しています。

これまで労働者vs資本家という対立の図式が描かれてきました。
しかし、現在では、労使協調路線です。いや、さらに、進んでいます。なぜなら、今や、労働者は、毎月徴収されてきた社会保険料を年金基金を通じてだったり、社員株主会を通じて企業の株主になっているからです。

従業員=弱者、という色付けは、もはや正しくないのでしょう。
年金基金を通じ従業員も経営側という現実がもたらすパラドックスがあるというのです。↓↓↓↓

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